髪の毛の日焼け止めおすすめ10選｜UVカットヘアオイルはドラッグストアにある？

髪の毛が日焼けすると、パサパサしたりギシギシしたりダメージが気になりますよね。特に、夏の海などは日差しが強く髪がすぐに傷んでしまいます。後からトリートメントなどをしても、髪は一度ダメージを受けてしまうと修復するのがなかなか難しいですよね。

近年では、スプレータイプのような髪の毛にも使える日焼け止めが市販されるようになりました。ですが、「どのような商品があるか？」「どういうふうに付けたらいいのか？」「そもそも日焼け止めを髪に塗るイメージが湧かない」といった方もいると思います。

今回は、髪の毛用日焼け止めについて解説します。付け方や落とし方の説明や、UVカットヘアオイルなどおすすめ商品などを詳しくご紹介していますので、髪の毛用の日焼け止めにご興味がある方はぜひご一読ください。

髪の毛は顔よりも太陽に近く面積が広いため、紫外線のダメージを受けやすいです。黒髪の場合はさらにダメージを受けやすく、顔と同じように紫外線対策をしておかないと髪に深刻なダメージを受けてしまいます。

髪の毛にも使える日焼け止めや、UVカット効果のあるヘアオイルなどを使った適切なケアが重要です。

髪の毛用の日焼け止めの成分がヘアカラーに反応して色落ちするのでは？と気になるかもしれません。。

カラーの色落ちには紫外線が大きく影響するので、むしろ髪の毛に日焼け止めを使って紫外線から保護するとカラーリングの色持ちがよくなります。ぜひ、積極的に髪用の日焼け止めを使ってください。

髪の毛用の日焼け止めは、大まかに2タイプあります。1つは、スプレーやミストのように髪にシュッと吹きかけ手を汚さず手軽に使えるタイプのもの。もう1つは、ミルクやオイルのように一度手に取って髪に塗るタイプのものです。

スプレータイプは広範囲を一気に塗れるので便利ですが、まんべんなく全体に塗るのが難しくムラになりやすい欠点があります。ミルクタイプは髪全体にしっかり塗れますが、手が日焼け止めでベタつく欠点があります。詳しい特徴は以下にまとめましたのでご覧ください。

スプレー・ミストタイプ

• 広範囲に一気に塗れる
• 忙しいときもシュッとお手軽に使える
• 手に触れないのでお出かけ前にも最適
• さらっとした使用感
• まんべんなく全体に塗るのが難しい

ミルク・オイルタイプ 

• 毛先まで保湿しながら紫外線対策ができる
• 丁寧に塗布すれば髪全体にしっかり塗れる
• しっとりした使用感
• 手がベタつく

種類が豊富な日焼け止めを選ぶうえで、どの程度紫外線を防ぐかといった機能は重要なポイントです。ただ数値が高ければいいわけでもないので、用途に合ったUVカット値を選びましょう。

紫外線を長時間浴びると予想されるアウトドアシーンでは、しっかり紫外線を防いでくれる日焼け止めがおすすめです。しわやたるみの原因である紫外線A波を防ぐPAと、シミ・そばかすの原因となる紫外線B波を防ぐSPFをチェックしてください。SPF50以上・PA++++など、なるべく数値の高い日焼け止めを選んでください。

近所の買い物や、一時的に外を歩く通勤・通学程度であれば、SPF50以上のような数値のものでなくても十分紫外線対策を行えます。SPF20～30・PA+～PA++程度のものを目安にチェックするのがおすすめです。季節や天気はもちろん、1日中家の中にいるのか、実際に紫外線を浴びる時間はどの程度かなどを考えながら選びましょう。

顔や体と兼用のものは種類が多く、中にはオーガニックで敏感肌の方でも手に取りやすい商品もあります。また、ミルクタイプの商品は保湿効果が高いものが多く、乾燥している髪やダメージを受けている髪にうるおいを与えて落ち着かせてくれます。

髪の毛用のものを別途購入するのはお金もかかるので、価格を重視するなら兼用タイプがおすすめです。

ヘアオイルにUVカット効果を持たせた商品もあります。ドラッグストアで購入できるものではパンテーンのエフォートレスUVカットヘアオイル、サロン専売品ではミルボンのエルジューダサントリートメントセラムが有名です。

ヘアオイルがメインなので髪のまとまりを良くしたり髪に潤いを与えたりなど高機能です。

海遊びやサーフィンでの厳しい日差しから髪を守ってくれる、ウォータープルーフタイプの髪の毛用日焼け止めも販売されています。

ウォータープルーフでありながら石けんで簡単に落とせるものもあり、大変便利です。ウォータープルーフといえども水に塗れたら水分をタオルでしっかり拭き取って、こまめに塗りなおしましょう。　　

オイルタイプの中で人気が高い、パンテーンUVカットヘアオイルを実際使った方の口コミを調査してみました。

口コミでは、保湿効果が高く髪がまとまり、手触りや香りもいいと高評価でした。オイルの出にくさは中栓を外せば解決できるようで、オイルが出にくいのが付け過ぎに防止なってむしろいいなどの意見も見られました。

どのタイプの日焼け止めも付け過ぎると髪がベタっと重くなってしまうので、付け過ぎないよう少量ずつ塗るといいです。塗る際に気をつけるポイントとして盲点なのは分け目で、分け目に日焼け止めを塗り忘れると、日焼けして色が黒くなってしまったりヒリヒリするなどダメージを受けてしまいます。

スプレータイプの日焼け止めは、付け方によってはパサパサ・ギシギシしやすいため、髪の表面だけではなく髪の内側にもまんべんなくスプレーするといいです。正しい使い方を以下に記載しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 髪全体をブラッシングをする
2. スプレー缶をよく振る
3. 髪の毛から10〜15cm離し、スプレー缶を縦にした状態で塗布する
4. 表面だけでなく、生え際や耳の後ろなど、髪の毛をかき分けてムラなく吹きかける
5. 仕上げにもう一度髪全体をブラッシングをする
6. 外出中は2〜3時間置きにつけ直しする

日焼け止めは紫外線から髪や頭皮を守る大切なツールですが、その後しっかり落とすのを忘れてはいけません。きちんと落とせていないと、頭皮の汗や皮脂汚れなどが日焼け止めと混ざり、頭皮の毛穴をつまらせ、ふけやかゆみ、抜け毛などといったトラブルの原因となります。

石けんで落とすタイプのものは、通常のシャンプーで落とせます。しっかり泡立てて、泡で包み込むようにやさしく洗ってください。ウォータープルーフのものも、基本的には通常のシャンプーで落とせます。二度洗いは髪や頭皮への負担が大きいため極力避け、湯シャンで予洗いをしっかりしてからシャンプーするようにします。

シャンプーでも一応落とせますが、日焼け止めをしっかり落とすには、クレンジングを使用するのが適しています。顔に使用しているクレンジング剤を使用してもいいですが、オイルタイプは毛穴に油が残って皮脂がつまる可能性があるため、クリームタイプやジェルタイプがおすすめです。クレンジングは以下の手順を参考にしてください。

1. 頭皮の分け目を中心に、クレンジング剤を適量のせる
2. 紫外線にさらされた頭皮は敏感のため、擦らず優しくマッサージして、汚れや日焼け止めを浮き上がらせる（入浴後に行えば、毛穴が開いていて汚れが落ちやすいのでおすすめ）
3. シャワーで髪と頭皮を洗い残しがないように念入りに流す
4. 普段通りにシャンプーをする

最近、髪の毛にも使える日焼け止めを取り扱うドラッグストアが増えてきました。サロン専売品よりもプチプラな商品を取り揃え、店舗数も多いので気軽に購入できます。

テスターが置かれている場合もあり、実際に使って使用感や香りを試せるのがいいですね。ドラッグストアに足を運んで、お気に入りの日焼け止めを見つけてください。

髪の毛は一年中紫外線リスクにさらされています。顔と同じように毎日の紫外線対策を欠かさず、きれいな髪をキープしましょう。ぜひ、本記事を参考にご自分に合った髪の毛用の日焼け止めを見つけてください。