敏感肌におすすめの日焼け止め23選｜ドラッグストアで買える！ノンケミカル商品も

「敏感肌だから日焼け止めは使えない」と思っている方は意外と多いです。しかし、日差しによる肌へのダメージは避けられないので、敏感肌でも使える日焼け止めがあれば嬉しいですよね。実は、ノンケミカル処方や石けんで落ちるタイプなど敏感肌でも使いやすい日焼け止めがあります。

肌がピリピリしたりかゆくなったりないためには、敏感肌向けの日焼け止めを選びましょう。さらに普段使いならSPF30、スポーツ時にはSPF50など、シーンによって使い分ければ肌への負担も軽くなります。また、日焼け止めは種類豊富に販売されているので、どれが自分の肌に合うのかをきちんと見極めるのが大切です。

そこで今回は、敏感肌向けの肌に優しい日焼け止めの選び方と人気おすすめ商品を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。顔・体への塗り方やオフ方法、ドラッグストアで購入できるプチプラ商品も紹介します。

日焼け止めで肌が荒れないか心配になる方もいますよね。しかし、お肌のバリア機能が弱っている敏感肌は紫外線ダメージを受けやすく、日焼けからお肌を守らないと余計に肌荒れを招いてしまいます。

敏感なお肌に日焼け止めを使うのは抵抗があると思いますが、肌に優しい日焼け止めで紫外線対策をするのがおすすめです。

日焼け止めに使われる紫外線防止剤には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があります。紫外線吸収剤は多くの日焼け止めに使用されていますが、敏感肌の方が使うと肌にかゆみや赤みが出る可能性があります。

紫外線散乱剤はノンケミカル処方とも呼ばれ、散乱剤が皮膚を覆い紫外線を散乱してお肌を守ります。お肌への負担が少なく環境にも優しいので敏感肌にはノンケミカル処方がおすすめですが、やや白浮きしやすいデメリットもあります。

紫外線吸収剤を使っている商品でも、臨床試験を重ねたうえで低刺激の日焼け止めとして販売されているものがあります。そのような商品であれば、パッチテストした上で使用する分にはまったく問題ありません。

クレンジングが必要なタイプの日焼け止めはお肌への負担が大きいので、敏感肌には水や石けんで簡単に洗い流せる商品がおすすめです。

パッケージに「クレンジング不要」「水・石けんで落とせる」などと表記されていますので、確認してから購入するようにしましょう。

お肌の乾燥によって肌荒れを起こしている乾燥性敏感肌には、保湿力のある日焼け止めがおすすめです。乾燥したお肌を保護して、肌トラブルを防ぎます。

日焼け止めを塗る前に化粧水などで水分を与えてお肌を整えておくと、お肌にやさしく使用できます。

ミルクタイプはなめらな使い心地で、お肌への密着度が高く取れにくいのが特徴です。ほかのタイプよりも保湿感のある商品が多く、しっとりした使用感がお好きな方におすすめです。

伸びがよくムラになりにくいので、屋外で活動するときなどしっかり日焼けを防止したいときに向いています。

軽い付け心地が気持ちいいジェルタイプは、お肌がベタつく日焼け止めが苦手な方におすすめです。とくに夏場は、ベタつきで服が肌に貼りついたりして余計に不快ですよね。そんなときこそ、ジェルタイプの出番です。

みずみずしいテクスチャーで肌に負担感がなく、年間通して快適に使用できますよ。

クリームタイプの日焼け止めは、保湿力が高くしっとりと仕上がるのが特徴です。肌なじみがよく密着度も高いため、化粧下地として使用できる商品も多く販売しています。ウォータープルーフ（耐水性）なら汗をかいても落ちにくいので、暑い季節やスポーツでの使用にも適しています。顔に塗る場合は、白浮きしないタイプを選びましょう。

しっかり塗布できて密着度が高いので、ほかのタイプよりも落ちにくい商品が多いです。1日の終わりには、肌に残さないようにきれいに洗い流してください。

スプレータイプの日焼け止めなら、手に荷物を持っていたり手が汚れていても手軽に使えるので屋外のレジャーなどアウトドアで活躍します。

面倒な日焼け止めの塗りなおしも、スプレータイプなら簡単にできます。髪にもスプレーしやすく、1つ持っていると重宝するのでおすすめです。

パウダータイプは、肌に付けるときに肌を擦らないので摩擦による肌ダメージを軽減できます。フィニッシュパウダーのように、テカりを防いだりトーンアップなどお肌をきれいに見せてくれる商品もあります。

サラサラ感が心地よく、時短で紫外線カットも美肌も手に入るとあって忙しい方にもおすすめです。

手を汚さず日焼け止めを塗りたいなら、スティックタイプがおすすめです。コンパクトで持ち歩きやすく、液漏れの心配もないのが嬉しいポイントです。

スプレータイプも手を汚さず塗れますが、スティックタイプは直接お肌に塗り込むのでしっかり塗れて塗り残しも少ないです。

敏感肌向けの日焼け止めを選ぶときは、使用する部位に合わせたものを選ぶのも大切です。顔用と体用、それぞれの日焼け止めで押さえておきたいポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

【顔用を選ぶときのポイント】

• 化粧下地として使用できる
• 汗で崩れにくいウォータープルーフタイプ
• 白浮きしない

【体用を選ぶときのポイント】

• 伸びがよく塗りやすいテクスチャ
• 片手で使えるポンプ式
• 背中や髪にはスプレー式

自宅やオフィスなどの室内・散歩や近所への買い物などちょっとした外出なら、あまりSPFやPA値を気にする必要はなくSPF30・PA＋＋以下で十分です。

室内でも日焼け止め？と思われるかもしれませんが、紫外線はガラスを通して室内にも入ってくるので室内でも紫外線対策は必要です。

子供と公園で遊んだり、屋外での軽い運動やレジャーなどアウトドアで長時間過ごすときは、SPF30～40・PA＋＋＋程度の商品がおすすめです。

日影がなく日差しが多い場所や汗をかく季節は、SPF・PAがより高いものやウォータープルーフのものを選ぶようにしましょう。

屋外のプールやスポーツを楽しむなら、SPF50や50＋・PA＋＋＋＋のものを選ぶようにしましょう。水や汗で流れ落ちにくいウォータープルーフタイプもおすすめです。

楽しく遊んでいると塗りなおしを忘れがちですが、SPFやPAが高いものでも数時間で効果は薄れてしまうので、忘れずに塗りなおしてください。

日焼け止めは毎日使うものだから、予算も大事ですよ。価格が効果と比例するとは一概には言えませんが、高価なものはよりお肌に優しく美容成分が多く含まれているメリットがあります。

ですが、面積の広い体に高価な日焼け止めをたっぷり塗っていては大変なコストになってしまいます。顔にはちょっといいもの、体にはプチプラなど上手に使い分けるのがおすすめです。

ドラッグストアは、大手化粧品メーカーの商品をはじめプチプラの品ぞろえも充実しています。テスターで使用感も確かめられるので、実際に商品を試してみながら購入したい方はドラッグストアに足を運んでみてください。

敏感肌向けの日焼け止めでは、お肌への刺激を何度もテストした上で販売されている商品があります。開発段階で治験を行い、赤みやかゆみなど肌トラブルが起こらないかを厳しくチェックしているので、お肌に負担が少ない商品を選ぶ目安になります。

テスト済み※の商品はパッケージに表記されているので、購入の際は確認するようにしましょう。低刺激処方のテストの種類を表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

※すべての方にアレルギー・刺激が起こらないということではありません。

日焼け止めの成分が気になる方は、『オーガニック認証商品』もチェックしてみてください。オーガニック認証商品とは、農薬や化学肥料を使わない有機栽培の植物を原材料にした商品です。植物性の日焼け止めは化学原料や鉱物由来成分をあまり使用していないため、デリケートな肌にも優しく馴染みます。

代表的なオーガニック認証機関は、アメリカのUSDA・ヨーロッパのEU有機・ECOCERTなどです。なお、オーガニックの基準は国によって異なります。

日焼け止めと日焼け止め下地では特徴・用途などが異なります。主なポイントは以下のとおりです。

敏感肌向けの日焼け止めは、パッケージに記載されている使用量を守って塗りましょう。刺激を少なくしたいからといって塗る量を減らしてしまうと、十分なUVカット効果を得られない可能性があります。

また、汗をかきやすい季節やスポーツなどで使用する場合は、定期的な塗りなおしも大切です。塗りなおし時間の目安もパッケージなどに記載されているので、確認しておいてください。

敏感肌の方も、紫外線から肌を守るために日焼け止めは欠かせません。こちらでは顔への塗り方を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【顔への塗り方】

1. 日焼け止めを手のひらに取り、顔全体に塗ります
2. 日焼けしやすい場所（おでこ・頬・鼻・あごなど）に重ね塗りをします
3. 細かい部分（まぶた・小鼻のわき・髪の生え際・耳の後ろなど）に塗り残しがないかチェックします

パッケージ記載の使用量を守り、ゴシゴシこすらないでやさしく塗布してください。最後に手のひら全体で押さえるようにすると、より密着度が高まります。

日焼け止めは顔だけでなく、体にも塗っておきましょう。とくに、スポーツ・アウトドア・フェスなどで屋外にいる時間が長い場合は、首の裏・肩・背中の日焼けに注意してください。こちらでは体への塗り方を紹介します。

【体への塗り方】

1. 塗りたい部位に日焼け止めをたっぷり線上に乗せます
2. 手のひら全体で円を描くようにやさしく伸ばし広げます
3. 日焼けしやすい部位（首の裏・肩・胸など）に重ね塗りをします
4. 腕の裏側・膝の裏・手足の甲などに塗り残しがないかチェックします
5. 塗りにくい部位（背中・髪など）にはスプレー式の日焼け止めを吹きつけます

日焼け止めは一定時間で効果がなくなってくるので、定期的な塗りなおしは欠かさないようにしましょう。塗りなおし時間の目安はパッケージを確認してください。

日焼け止めが肌に残っていると肌トラブルの原因となるため、使用した日は丁寧にオフしてください。日焼け止めの落とし方は商品によって異なります。敏感肌向けなら、水や石けんでオフできるタイプがおすすめです。

一般的な日焼け止めの場合は、SPF値の低いものは石けん、SPF値の高いものはクレンジング剤でオフします。こちらでは、一般的な日焼け止めのオフ方法を紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

敏感肌の方は、肌に合う日焼け止めを使用するのが何よりも大切です。自分の肌と日焼け止めが合うか確認したい場合はパッチテストがおすすめです。パッチテストの簡単な手順を紹介します。

1. 皮膚の柔らかいところに100円玉ほどの大きさの日焼け止めを塗る
2. 30分ほど放置してから洗い流す
3. 24時間後・48時間後の肌の状態をチェック（赤み・かゆみ・ヒリヒリした痛み）

＊30分放置している間に症状が現れた場合はすぐに洗い流してください。

敏感肌向けの日焼け止めを選ぶのは難しいようで、実はポイントさえ知っていれば意外と見つけやすいです。本記事を参照しながら、敏感肌にも優しい日焼け止めを見つけてくださいね。効果的な塗り方なども参考になれば幸いです。