インナードライ向け乳液おすすめ10選｜乳液はいらない？クリームとどっちがおすすめ？

化粧水で整えたあと、乳液とクリームどっちを使えばいい？と悩む方も多いと思います。中には皮脂分泌が多いから「乳液なんていらない」と考える方もいるかもしれませんが、それは間違いです。

乾燥とベタつきが混在するインナードライ肌にとって、乳液は大切なスキンケアアイテムです。手に取りやすいプチプラ商品ならドラッグストアにも数多く並んでいます。デパコスや海外の乳液も幅広い年齢層の方々から人気を集めています。

そこで今回は、どんなものが自分に適しているのかお悩みの方にインナードライ肌向け乳液の選び方・話題の乳液先行型のおすすめの商品を紹介します。インナードライに乳液が必要な理由についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

インナードライの肌とは、表面はベタついているのに角層が乾燥している隠れ乾燥肌のことです。角層の水分量が不足すると、乾燥を防ぐための肌の防御機能が働き、皮脂が過剰分泌されます。その結果、肌表面だけがベタつき、角層は乾燥したままのインナードライになります。

インナードライはベタつきと乾燥の両方が存在している点で、混合肌と間違われやすいですが、インナードライと混合肌では角層の水分量が異なります。角層全体が乾燥しているインナードライに対し、混合肌は部分的な乾燥のため、テカリが気になる部分も限定的です。

インナードライは肌表面に油分を感じるため、乳液は不要と思われがちですが、インナードライ肌にも乳液は必要です。なぜなら化粧水で肌の角質層まで浸いきわたらせたうるおいを、乳液のフタで閉じ込めたいからです。インナードライは角層層の水分量の不足が原因で起こるため、できるだけ化粧水のうるおいを保つ必要があります。

乳液にはお肌の表面に膜をつくり、うるおいが外に出ていかないようにする役割があります。インナードライに欠かせない乳液で、隠れ乾燥肌をケアしましょう。

インナードライは角質層の乾燥が原因です。保湿力の高い乳液で肌にうるおいを与えましょう。保湿成分の入った乳液もおすすめです。特にセラミドやヒアルロン酸・アミノ酸・コラーゲンといった天然保湿成分は、肌に元々ある成分なので肌の負担が少ないのが特徴。敏感肌でも使いやすいのが魅力です。

インナードライ肌の乳液を選ぶ際は、アルコールが含まれたものは避けるようにしましょう。なぜならアルコールには揮発性があり、肌の水分を奪ってしまう可能性があるからです。肌が乾燥すると、インナードライが促進されてしまいます。乾燥を防ぐためにも、アルコールフリーのものを選ぶようにしましょう。

インナードライが原因で、敏感肌などのトラブル肌に悩んでいる人は、添加物が入っていない乳液がおすすめです。インナードライは皮脂の過剰分泌により、肌の赤みを招きやすい特徴があります。また角質層の乾燥により肌のバリア機能が低下し、敏感肌になる人もいます。

こういったトラブル肌に、添加物が刺激になる場合もあるので、「無香料」「パラベンフリー」「低刺激」などと謳われている乳液をチェックしてみましょう。

※すべての方に肌トラブルが起こらないわけではありません

クリームタイプの乳液は、濃厚な質感でしっとりとしたつけ心地が特徴です。少し重めのテクスチャーで肌表面にベールを張ることで、化粧水で与えたうるおいをキープしながら肌の乾燥を防いでくれます。洗顔後に肌のカサつきやつっぱり感が気になる人には、クリームタイプの乳液がおすすめです。

インナードライ特有の肌のベタつきが気になる人は、ジェルタイプの乳液がおすすめ。ジェルタイプはベタつきにくくサラッとした使い心地が特徴。油分が気になる肌にも快適に使えることが多いです。また、クリームタイプよりも軽い使用感なので、たっぷり広い範囲にぬり広げられるのもメリットです。

乳液は洗顔後、化粧水をぬった後に使うことが多いですが、アルビオンの乳液は洗顔後に化粧水より先に使うことを推奨しています。それはアルビオンの乳液が、肌に膜をつくることではなく、「角層のうるおいバランスを整える」ことを目的に作られているからです。洗顔後の肌によくなじむ乳液をお探しの人におすすめの乳液です。

ミノンの乳液は無香料・無着色でアルコール・パラベンも使用していないため、敏感肌の人でも使いやすいのが魅力。保湿力の高い9種のアミノ酸に注目し、肌のバリア機能を正常に保てるようサポート。なじみのいいテクスチャで肌にうるおいを与えます。ドラッグストアで手軽に購入できるのもポイントです。

キュレルは乾燥性敏感肌のための低刺激な商品にこだわっており、皮脂トラブルケア・美白*ケア・エイジングケア*など、シリーズを豊富に展開しているのが特徴です。キュレルの乳液には保湿成分のセラミドが含まれています。しっとりしてベタつかない使い心地で肌を整えます。乾燥による敏感肌の方におすすめです。

※美白とは、メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐこと

※エイジングケアとは、年齢に応じた今の肌に潤いを与えること

無印良品の乳液は低価格でありながら機能性にも優れているのが特徴。容量がたっぷりなので、気兼ねなく使え、継続して使い続けやすいのが魅力です。敏感肌に配慮し、無香料・無着色で鉱物油・パラベン・アルコールなどが不使用。さっぱりとした使い心地なので、肌のベタつきが気になる人におすすめです。

美容意識の高い韓国ブランドの乳液も、若い世代を中心に注目を集めています。韓国コスメは、野菜成分のコスメなど、日本では珍しい自然由来のものや、美容成分にこだわったドクターズコスメなどがあるといった点が特徴です。また容器のデザインもおしゃれなものが多いので、気持ちも上がります。

これまで使っていたものとは違うものを試してみたい人や、韓国ブランドの美容成分が気になる人は、ぜひ試してみてください。

最近は化粧水の前に乳液をつける先行乳液型美容も話題です。乳液を先につけることで肌が柔らかくなり、化粧水肌が肌にいきわたりやすくなる為、潤いを与えやすくなります。肌の皮脂量と水分量が少なく肌が硬くなってしまっている乾燥肌の方などに特におすすめです。

乳液とクリームは、役割が似ている部分もあるため、必ず両方必要なわけではありません。どちらも化粧水をしたあとに使用し、水分が出ていかないよう肌表面にフタをする働きがあります。ただし乳液はクリームより肌にうるおいを与える役割が大きい側面があります。

以上の点を留意して、乾燥が気になる場合は両方を併用したり、夏のテカリが気になる場合は乳液だけ使用したりするなど、肌質や環境に合わせて、使い分けるのがおすすめです。

皮脂の分泌量が多くベタつきに悩む方は、インナードライに傾いている可能性があります。インナードライは、肌の水分量が足りないため、余分な皮脂が分泌される状態を指します。インナードライ対策には肌の水分量を整える方法が有効です。クレンジング剤は、洗浄力が強すぎるものを避けます。

やさしい洗浄力のクレンジングバームやクレンジングミルクを使って必要な皮脂まで落とさないようにしましょう。洗顔後のお手入れは、メーカーからの推奨がなければ、化粧水→美容液→乳液→クリームでケアします。ベタつくからといって化粧水のみで済ますのはNGです。水分をたっぷり補ったら、その水分を逃さないために乳液やクリームで必ず油分を補うようにしてください。

インナードライを予防するためには、保湿を重視したスキンケアの他にも、日頃から肌を乾燥から守るよう気を付けることが大切です。まずは肌にとって悪影響を与える紫外線に対し、日常的に対策しましょう。紫外線対策を怠ると、少しずつ肌の乾燥やダメージが蓄積し、将来的にインナードライになる可能性が高まります。

また冷暖房も肌の乾燥を引き起こします。肌に直接風が当たらないようにするか、加湿器を利用するなどして乾燥を防ぎましょう。また携帯できるハンディミストがあれば、乾燥が気になる時に手軽に保湿できておすすめです。

インナードライは角層の乾燥が原因で起こります。肌のうるおいを閉じ込めて乾燥を防ぐ乳液は、インナードライの肌には欠かせません。ブランドも使い心地もさまざまな乳液ですが、自分の肌質をチェックし、ぴったりな商品を見つけてください。正しいスキンケアで、すこやかな肌をめざしましょう。