ブルーライトカット日焼け止めおすすめ10選｜下地に使える？ドラッグストアにも！

PCやスマホは私たちの生活から切り離せないアイテムですよね。これらの機器は、ブルーライトと呼ばれる青色光や、電磁波の一種である近赤外線を発しています。普段普通に使用しているので意識していないかもしれませんが、そのブルーライトが日焼けなどのダメージにつながるといわれています。

ブルーライトからのダメージを予防するためにも、屋内でも日焼け止め下地を使用するのがベスト。従来の紫外線カット効果だけでなく、ブルーライトや近赤外線をカットするものがおすすめです。

今回は、「ブルーライトカットの日焼け止めおすすめ10選」をご紹介します。ドラッグストアで購入できるプチプラ商品からデパコスまで幅広く網羅。また、ブルーライトカットできない日焼け止めとの違いについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ブルーライト（青色光線）は太陽光のなかに含まれる、波長が380～500nm（ナノメートル）の青色光です。波長が短いほど人体への影響力を受けますが、太陽光を構成している7色のうち、途中を端折ると紫～青～赤の順番で長くなります。よって、ブルーライトは紫外線に次ぐエネルギーを持つ光といえます。

さらにブルーライトは、太陽光からの自然光とPC・スマホに使用されるLEDなどの人工光の2種類に分けられます。すなわち、私たちは常に何らかの形でブルーライトを浴びているわけです。

一番身をもって体感するのは、目への影響です。PCやスマホなどを長時間見ていると、目が疲れたりショボショボした経験があるかと思います。その原因は、ブルーライトによって眩しさや画面がチラつくのを、目が無意識に何度もピントを合わせようとするためです。

また、眼精疲労から肩こりや頭痛や体内リズムが乱れて睡眠障害を招いたりします。

ブルーライトによって日焼けをする可能性があることをご存知でしょうか。「ブルーライトが日焼けやシミの原因になるのは嘘」という噂が出回ったこともありますが、紫外線ほどではないものの、肌への悪影響はあります。

先述したとおりブルーライトは紫外線の次に波長が短いため、肌の奥へ届いて活性酸素を作ります。その結果、たるみなどの老化促進を招いたり、日焼けによるシミやそばかすの原因となるメラニン色素を生成します。

紫外線ほどの効果はないものの、ブルーライトは、屋外で紫外線を浴びるのとほぼ同じ影響を肌に及ぼすと覚えておきましょう。

普通の日焼け止めに含まれている成分では、ブルーライトをカットできないものがあります。ブルーライトカットが可能かどうかの見分け方は、紫外線散乱剤が含まれているかどうかです。具体的は成分としては、「酸化チタン」「酸化亜鉛」「酸化セリウム」「ルテイン」などが該当します。

紫外線散乱剤の含まれる日焼け止めはSPF数値が低くなりますが、短時間の外出や屋内で過ごすなら充分な数値です。ブルーライトカット機能がある化粧下地も販売されています。ドラッグストアなどで成分を確認しましょう。

わかりやすくパッケージに“ブルーライトカット”の文字があればOKですが、紫外線散乱剤成分が含まれている日焼け止めでなければ、ブルーライトカットはできないと認識しておきましょう。また、波長が長い近赤外線も、エネルギーこそ弱いものの、紫外線や青色光線よりも肌の奥深くまで到達する性質があります。

最近では近赤外線にも対応する日焼け止めが販売されているため、ブルーライト・近赤外線カットを併せ持った日焼け止めが理想的です。

ブルーライトカット率がいくらかを記載してあれば、その数値に注目してください。言わずもがな、数値が高ければ高いほど効果があります。90％以上ある日焼け止めも多くみられるので、パッケージをよく確認して選びましょう。

肌に塗布するものは付け心地も気になります。日焼け止めでも化粧下地としての機能があれば、テクスチャーが変わってきます。クリームタイプやジェルタイプによって肌への伸びや密着度などの使用感はそれぞれですが、途中で付け直す場合を想定すると、軽くて塗りやすいものがおすすめです。

日焼け止め以外に、下地・美容液・ファンデーションまでカバーするオールインワンタイプや、トーンアップ効果のあるものなどがあります。「メイクと別に日焼け止めを塗るのは面倒」「なるべくメイクは時短したい」といった方におすすめです。

また、大気汚染や花粉など、空気中の有害物質からもバリアする成分が含まれている日焼け止めもあるので、必要に応じて選びましょう。

ブルーライトカットの日焼け止めに含まれている紫外線散乱剤の成分は、基本的に肌への負担が少ないものが多く、石鹸で落とせるくらいのやさしさです。ノンケミカルと表記されているものなら確実なので、迷った場合や敏感肌の方はこちらを選んでおきましょう。

人気のオバジシリーズのUV乳液は、この1本でブルーライトを含むUVカット・美容液・乳液・化粧下地が入っている優れものです。さらに空気中の有害物質から肌を守るマルチプロテクト機能で、肌をしっかりガードします。また、SPF値が50もあるので、うっかり屋外にいる時間が長くなっても大丈夫です。

SKIOの日焼け止め乳液は、トーンアップ効果があるのでメイク前の化粧下地として使用するのがおすすめです。光の力を逆手に取り、4種のパールパウダーが肌を自然な明るさに仕上げます。また、みずみずしいテクスチャーで肌なじみがよく、しっかりと密着します。もちろんしっかりとUVカットし、乾燥に負けない保湿力も備わっている優れものです。

ファミリーと冠しているように、赤ちゃんからお年寄りまで使えるぐらい肌にやさしく、石鹸で落とせるノンケミカルの日焼け止めです。気になるブルーライトカット率は78.8％あり、SPF値は20と低めですが、ちょっとした外出程度なら大丈夫です。植物由来の保湿成分や無香料なので、敏感肌の方にもおすすめ。

ブルーライトカットに加え、ロングUVA（近赤外線）もカットする日焼け止めです。テクスチャーは乳液に近いので、化粧下地としてもOKです。フランスの湧水を使用しており、肌を穏やかに保ち、しっかりと保湿します。また、クレンジング剤ではなく普通の洗顔料で落とせるので、肌に負担をかけません。

紫外線・近赤外線・ブルーライトもカットする日焼け止め乳液です。日焼けによるシミ・そばかすを防ぎ、保湿成分やうるおい成分がたっぷり入っているので、乾燥からも肌を守ります。化粧下地として使用すると、化粧ノリのいい肌に整えてくれます。

ナチュラル処方のコスメブランドとして有名なナチュラグラッセの日焼け止めは、紫外線吸収剤不使用かつ100%天然由来原料を使用した肌に優しい作りが特徴。

石鹸で落ちる日焼け止めとしては珍しい、SPF50、ブルーライトカット率97.2%という高い効果を誇ります。伸びのいいテクスチャーで、なめらかで色ムラのない、自然なツヤ肌へと導いてくれます。

広範囲の光の波長から肌を守る日焼け止め乳液です。ほんのりピンク色なので、メイク前に使用すれば肌を明るく見せます。軽やかなテクスチャーで伸びがよく、整肌成分であるエーデルワイスエキスは大気汚染など外的要因から肌を守る効果もあります。また、香りがいいのでマスクをしていても癒されます。

“＠cosmeベストコスメアワード2021上半期日焼け止め新人賞“を受賞した日焼け止め用乳液です。紫外線・近赤外線・ブルーライトカットのほか、大気中の有害物質や乾燥から肌を守る独自のテクノロジーを駆使しています。ウォータリージェルタイプのテクスチャーが、付けていないかのようなナチュラルな心地よさを感じます。

ドクターズコスメで人気の日焼け止め美容液です。紫外線・近赤外線ともに最強レベルのカット効果があるのに、美容液並みの保湿力でみずみずしさが持続します。ブルーライトもしっかりカットし、肌へのダメージを徹底的にブロックする高機能さが支持されています。

美容大国として有名な韓国。韓国コスメは日本でも絶大な人気ですが、ブルーライトカット効果のある日焼け止めはあるのでしょうか。

最近では、韓国製の日焼け止めでもブルーライトカット効果があるものが増えてきています。オーガニックコスメブランドとして有名な「TOUN28」や、国内でも人気の高い日焼け止めブランド「AHC」などからブルーライトカット効果のある日焼け止めが発売されています。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

PCやスマホ画面に貼ってブルーライトをカットするシート（フィルム）が市販されているので、こちらを利用してみましょう。なかにはディスプレイの色合いが変わってしまうものがありますが、色調を損なわずに目への負担を抑える効果に特化したものがあるので、そちらがおすすめです。

PC・スマホともにディスプレイの明るさを調整したり、一定の距離を取ると影響を受けにくくなります。距離の理想は1mといわれています。あまり近づきすぎないよう気を付けましょう。また、厚生労働省のガイドラインによると、PC作業を1時間行った場合は、15分程度の休憩をはさむのが理想とされています。適度にブルーライトを遮断する時間が必要です。

これはやりがちなケースですが、メイクや日焼け止めをオフした就寝前にスマホを見ていると、距離も近くなりダイレクトにダメージを受けます。肌だけでなく、特に消灯した状態での閲覧は目も酷使し、光の影響を受けて体内時計が狂ってしまうので避けるべきです。

度あり・度なしともにブルーライトカットできる眼鏡との併用もおすすめです。最近では、ブルーライトカットもできるクリアレンズのサングラスが販売されています。屋外・室内ともに使用でき、度が入っていないものもあるので、気軽に使えて便利です。

紫外線やブルーライトによる活性酸素を抑制する食材を摂取して、体の内側から防ぐ意識をするのも大切です。かぼちゃやにんじん、ほうれんそうなど緑黄色野菜がおすすめです。手軽に摂れるサプリメントなら、PC作業が多い方向けに販売されているルテインなどが該当します。

情報端末機器からのブルーライトに、電子機器による電磁波からの近赤外線など、ICTの進化の裏で身体への影響などデメリット要素があるのは事実です。コスメ業界の日焼け止めもそれに合わせて次世代日焼け止めを次々と開発・販売しているので、こまめに情報をチェックして、素肌を守りましょう。