アトピー肌向け化粧水おすすめ12選｜ドラッグストアで買えるプチプラ・気になるシカについても解説！

アトピーで「どの化粧水が合うのか分からない」「かゆみが悪化しそうで怖い」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。アトピー(アトピー性皮膚炎・アトピー性湿疹)の方はあらゆる刺激に敏感で、保湿剤が刺激になってしまうことも多々あります。

痛みやかゆみが出るという理由で、最近は洗浄せず化粧水も使わない「脱保湿」を実践している方もいるようですが、細菌感染や乾燥のリスクを考えるとおすすめできません。アトピーの方にとって乾燥は大敵。汚れを落としてしっかり保湿することが重要です。

ただ自分に合った化粧水を見つけるのは非常に難しいですよね。そこで今回は、アトピーの方向けの化粧水の選び方とおすすめ商品をご紹介します。ドラッグストアで買えるプチプラのものも解説するので、ぜひ参考にしてください。

アトピー肌といっても、人によって合う成分・合わない成分は異なります。まずは自分の肌には何が合わないのかを把握して、その成分を避けることが大事です。

特に防腐剤や添加物は反応を起こす方が多いですが、保湿成分や天然由来成分など一見問題のなさそうなものでも、アトピー肌には刺激になってしまうことがあります。症状が落ち着いているときにパッチテストを行うのが有効です。

化粧水には「〇〇エキスを〇種類配合！」など、保湿成分や美容成分など数多くの成分を配合しているものもあります。たとえ美容成分であっても、アトピー肌に方には刺激になりえるので注意が必要です。

成分表示を見て、できるだけシンプルなものを選びましょう。配合成分の種類が多すぎると、どれが自分に合わないのかの見極めも難しくなります。何がどんな成分なのかすべて把握するのは難しいですが、保湿剤「ヒアルロン酸」「グリセリン」や防腐剤「パラベン」などよく見かける成分については知っておくといいでしょう。

とにかく乾燥しがちなアトピー肌には、保湿が何よりも大事です。「ヒアルロン酸」や「グリセリン」「コラーゲン」などの保湿成分がしっかり入っているものを選んでください。成分表示は分量の多い順に記載されているので確認してみましょう。

化粧水をつけたあとは、乳液やクリームを使用するのも忘れずに。化粧水でせっかくうるおいを与えても、そのまま放置するとすぐに蒸発して乾燥してしまいます。油分で肌にフタをして水分が逃げないようにしてあげてください。

アトピー肌でありながらも、ニキビができたりシミが気になったりと別の肌トラブルに悩まされている方もいるでしょう。乾燥以外の悩みにも対処するなら、医薬部外品(薬用)の化粧水がおすすめです。

トラブル別に有効な成分をまとめましたので参考にしてみてください。

• ニキビ・肌荒れ：グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン
• シミ・そばかす：トラネキサム酸

せっかく化粧水を買っても、肌に合わなかったら無駄になってしまいますよね。初めての商品を買うときやパッチテスト用は、できればトライアルセットや旅行用のミニサイズから試してみるのがおすすめです。通常の商品よりも安く買えて、万が一合わなくても無駄が少なく済みます。

あらゆる生活雑貨を揃える無印良品は、化粧品も人気です。化粧水には敏感肌用・クリアケア(薬用)・ハーバル・美白(薬用)・エイジングケアのラインがあり、どれもサイズ展開が豊富。旅行用のミニボトルもあるので試しやすいです。シンプルな処方で低価格なので長く使えます。

レシピオ(RECiPEO)は「マツキヨココカラ＆カンパニー」と「KOSE」が共同で作ったスキンケアブランド。低刺激ながら高保湿な化粧水は、「アミノ酸」「ヒアルロン酸」「セラミド」の保湿成分を含み、アトピー肌・敏感肌の方にもおすすめです。

敏感肌向けの低刺激性スキンケアラインで有名なNOV(ノブ)は、皮膚科の先生の協力に基づいて開発されています。化粧水には敏感肌用・ニキビ肌用・エイジング肌用があり、肌トラブルをケアしながらうるおいを与えてくれます。ドラッグストアで手軽に買えるのも魅力です。

乾燥性敏感肌をケアするキュレルも、ドラッグストアで買える高品質ラインのひとつ。肌のバリア機能をアップしてくれる「セラミド」を含んだ化粧水は「ややしっとり」「しっとり」「とてもしっとり」の3段階の保湿レベルから選べます。

「化粧水がしみる」「つけると痒い・痛い」など少しでも違和感を感じたら、すぐに使用を中止して水で洗い流しましょう。使い続けると症状が悪化することがあります。

また、使い始めは大丈夫だったのにだんだん合わなくなってくる・・ということもあります。その場合も速やかに使用を中止し、痛みやかゆみなどが増している場合は皮膚科を受診するようにしてください。

どんな化粧水も、肌に合わなかったりアトピーを悪化させてしまったりするリスクはあります。ハトムギ化粧水も同様で、合う合わないは人それぞれなので一概に悪化しないとも悪化するとも言えません。顔につける前にパッチテストを行って、自分の肌の反応を確認しましょう。

韓国で昔から傷治療に使われてきたという「CICA(シカ)」。シカはツボクサ由来の成分で、敏感肌の保湿や損傷の修復に効果があると言われており、アトピー肌でも使っている方がいるようです。ただし合う合わないは人によるので、まずはパッチテストをしてみるのがおすすめです。

アトピー肌の方は防腐剤や香料・着色料・アルコール(エタノール)を避けたほうがいいでしょう。このほかメンズ化粧水などによく入っている「メントール」にも注意してください。スースーとした清涼感を感じる成分ですが、アトピー肌の方には刺激になりやすいです。

アトピー肌向け化粧水の選び方やおすすめの化粧水をご紹介しました。アトピー肌の方が自分に合った化粧水を見つけるのは簡単ではありませんが、成分をよく確認することとパッチテストを行うことが大事です。しっかり保湿して健康な肌を目指しましょう。