医薬部外品化粧水おすすめランキング15選｜ドラッグストアで買えるプチプラ化粧水も！

少しでも「自分の肌悩みにあった基礎化粧品を選びたい」と考える人は多いはず。しかし店頭の商品には似たような謳い文句が並び、何を基準に選ぶべきか迷いますよね。本当に自分の肌悩みに合っているのか分からないまま購入することもあるでしょう。

そんな方におすすめなのが、医薬部外品の化粧水です。医薬部外品とは、それぞれの目的に合わせた有効成分が必要な規定量で配合されていて、効果を訴求することができるものを指します。通常の化粧品と区別するために「薬用」と表記されていることもあります。

今回は、そんな医薬部外品の化粧水のおすすめ商品と選び方をご紹介します。それぞれの肌悩みに合った成分やスキンケア効果を高める化粧水の使い方も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

スキンケア用品は、薬機法に基づき「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のいずれかに分類されています。医薬部外品は、厚生労働省が許可した効果・効能に対する有効成分が一定の濃度で配合されていて、その効果をパッケージなどに表示できます。

たとえば「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」といった効果のある有効成分を配合している医薬部外品の化粧水は、その効果・効能を謳うことができます。一方、同じ成分を配合していても化粧品に分類されているものでは効果を表示することはできません。

よく見かける「薬用」という表記も、医薬部外品と同義です。

＜医薬品・医薬部外品・化粧品の違い＞

たるみ毛穴や黒ずみ毛穴など、毛穴のタイプによって、おすすめの有効成分は異なります。

＜毛穴ケアにおすすめの有効成分＞

• ビタミンC誘導体（アスコルビルグルコシドなど）
  ザラザラする黒ずみ毛穴・皮脂の多い10～20代に多い開き毛穴に
• レチノール
  加齢や乾燥によるたるみ毛穴に
• アルブチン
  ザラつきはないのに黒ずんだメラニン毛穴に

ニキビが出来ている最中は、炎症が起きている場合が多くあります。以下の抗炎症成分や皮脂を抑制する成分がおすすめです。

＜ニキビケアにおすすめの有効成分＞

• グリチルリチン酸ジカリウム：肌荒れ防止や抗炎症作用
• サリチル酸イソプロピルメチルフェノール：殺菌作用
• ビタミンC誘導体：肌内部のコラーゲンの生成を促す・皮脂を抑制

医薬部外品の化粧品の美白とは、「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」ものです。新たなシミを作らないように防ぐことが、未来のお肌を美しく保つことにつながります。

＜代表的な美白有効成分＞

• トラネキサム酸：メラノサイトの活性化を抑制
• ビタミンC誘導体：メラニンの還元を促す
• ナイアシンアミド：メラニンの受け渡しを抑制
• ハイドロキノン：メラニンの生成を抑える

お肌のハリや弾力不足が気になるなら、肌のコラーゲンを増やしてハリを与える働きをするビタミンA誘導体の成分がおすすめです。

＜ハリ・弾力不足におすすめの成分＞※ビタミンA誘導体

• パルミチン酸レチノール：代謝を促してターンオーバーを正常化する
• リノール酸レチノール：肌に水分を閉じ込め「ふっくら感」を促す

「敏感肌」はちょっとした刺激でもかゆみや赤みが生じるような、バリア機能が低下した状態です。乾燥肌でも脂性肌でも敏感肌になりえます。季節の変わり目やホルモンバランスの乱れなどで肌が不安定になるのが原因です。

敏感肌のときには、赤みやかゆみを落ち着かせる抗炎症成分と乾燥を防ぐ保湿成分が有効です。

＜敏感肌におすすめの有効成分＞

• グリチルリチン酸ジカリウム：肌荒れ防止や抗炎症作用
• グリチルレチン酸ステアリル：抗炎症・抗アレルギー効果
• アラントイン：傷んだ皮膚や粘膜の修復を促す
• セラミド：肌のバリア機能を強化
• ヒアルロン酸：保湿効果

お肌を健やかに保つのに保湿は不可欠です。乾燥したお肌はバリア機能が低下してしまいます。有効成分の中には刺激が強いものもあるので、敏感な状態では肌荒れがひどくなる場合があります。

医薬部外品の化粧水を選ぶなら、保湿成分がしっかり配合されているかもチェックしましょう。セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸といった保湿成分によって、肌表面・角質の水分をキープし、お肌の乾燥を防ぐとことが大切です。

医薬部外品の化粧水は、身近なドラッグストアで購入できるプチプラから高級なデパコスまでさまざまです。

つい高価格なものの方が効果があるのではないかと考えてしまいがちですが、プチプラ・デパコスに関係なく、医薬部外品であれば有効成分として一定の濃度を満たしていることが担保されています。同じ有効成分でもデパコスの方が効果が高いわけではありません。

プチプラの化粧水は数百円〜3,000円程度、デパコスは5,000〜10,000円くらいが相場です。化粧水は、個人差はありますが2〜3ヶ月使い続けないと効果がわかりません。自分の予算で継続できる価格帯のものを選びましょう。

化粧水は正しくつけることでより高い効果を実感できます。より浸透させるために以下の手順で行なってみてください。

1. 乾いた手のひらに500円玉ほどのサイズの化粧水を出す（メーカーが推奨する量をチェック）
2. 化粧水を手のひらであたためるように広げる
3. 顔を包み込むように顔の内側から外側へ馴染ませる
4. 最後に手のひら全体でハンドプレス

最後にハンドプレスを行うことで、化粧水が人肌の温度まで上がり浸透力が高まります。

顔全体すみずみまで染み込ませることも意識しましょう。忘れがちな目の下は、目を開きながらそっと指を押し当てて浸透させます。目の周りはデリケートなので優しく行ってくださいね。

肌が化粧水をすぐに吸収すると感じたら、何度か重ねて保湿してあげるのも◎です。一度に大量の化粧水をつけるより、少量を数回に分けたほうがもっちり肌に仕上がります。

化粧水に限らずスキンケア用品は、約2〜3ヶ月は継続して使用しましょう。

肌にはターンオーバーの周期があり、20代は25日、50代では75日と言われています。スキンケアの効果は角層が生まれ変わってから実感することができるので、3ヶ月ほど試してみましょう。

もし、3ヶ月経っても効果を実感できなければ別のものに変えてみましょう。

化粧水を使っていると「本当に肌に浸透しているのか分からない…」と感じることもありますよね。そんな場合は、導入液（ブースター）を取り入れるのがおすすめです。

導入液は、化粧水の浸透力を高めるために、化粧水の前に使うアイテムです。洗顔後に肌の水気を軽く拭き取ってから、化粧水と同じ要領で顔につけていきます。肌を痛めないよう優しくハンドプレスしてください。

肌表面に手のひらがもっちり吸いつく感覚になったら、浸透したサインです。その後は、化粧水・乳液などいつも通りのスキンケアを行なってください。

医薬部外品は一般的な化粧品よりも身近ではないため「肌に悪いのでは？」「危険な成分が配合されているんじゃないか」と思われる方もいるかもしれません。

「医薬部外品は薬ではないから効果がないのでは？」と疑問に思う方もいるかもしれません。医薬部外品は確かに「ニキビが治る」「シミが消える」といった劇的な治療効果はなく、そういった表記は禁止されています。

しかし有効成分が一定量配合されていることから、化粧品よりも効果があるといえます。肌トラブルを治すのではなく予防するイメージです。

化粧水は洗顔後すぐが理想です。少なくとも5分以内には行いましょう。

洗顔後の肌表面はしっとりしていますが、実は肌内部はとっても乾燥しやすいんです。そのため、入浴時に洗顔を行う場合は、お風呂から上がる直前に洗顔を行なって化粧水までの時間をなるべく短くしましょう。

医薬部外品の化粧水の選び方・おすすめ商品を紹介しましたが、気になる商品は見つかったでしょうか。成分について詳しく知れば、自分の悩みに合ったスキンケアを見つけやすくなります。この記事を参考に、ぜひ自分の肌悩みに合った医薬部外品の化粧水を見つけてください。