フェイスブラシのおすすめ12選｜プロ愛用パウダーブラシや人気のプチプラ商品も！

「フェイスパウダーやファンデーションがうまく塗れない」「肌がキレイに見えない」といった悩みを抱えている人は少なくありません。パウダーやファンデーションをのせるためスポンジやパフを使うのも、もちろん正しい使い方ですが、思い切って良質なフェイスブラシもおすすめです。

マシュマロフィニッシュパウダーなど、元々パフが付属しているフェイスパウダーは多くありますが、最近では付属のパフの代用としてフェイスブラシを別売りで販売するブランドもあるほど、フェイスブラシは人気となっています。

この記事ではフェイスブラシについて解説します。おすすめのフェイスブラシ12種類の紹介を中心に、フェイスブラシの使い方や選び方、長く愛用するための手入れの仕方など、盛りだくさんの情報をお届けします。プロご用達のパウダーブラシや、プチプラ・デパコスブラシも必見です。

フェイスブラシはフェイスパウダーやファンデーションを顔にのせる時、薄くムラなく塗ってキレイに仕上げるためのアイテムです。指やパフでは手が汚れてしまいがちですが、ブラシを使えば汚れるのを防げます。忙しくても短い時間でワンランク上のメイクが可能です。

メイクの仕上がりや崩れにくさも断然違い、簡単に短い時間でキレイに仕上げられるので、自分に合う良質なブラシを1本持っておくのがおすすめです。

フェイスブラシには大きく分けて4種類あります。フェイスパウダーブラシ・ファンデーションブラシ・洗顔ブラシ・携帯ブラシです。パウダーやファンデーションを肌にのせるだけでなく、洗顔に使うものもあります。

フェイスパウダーブラシとはフェイスブラシ、パウダーブラシとも呼ばれるルースパウダーやプレストパウダーなどを肌にのせるブラシです。まず、筆の部分に粉をたっぷりと含ませて、ブラシのお尻を平らなところに打つようにトントンとたたきます。

余分な粉が落ち、ブラシの奥までパウダーが入るので、顔にまんべんなく薄くパウダーをのせられます。顔の中心から外側に向かってくるくるとのせましょう。

パウダリーファンデ・クリームファンデ・リキッドファンデを塗るブラシです。ファンデーションをブラシで塗ると、少量を薄くのばせて自然なツヤが出るうえにメイクが長持ちします。

ブラシにファンデを適量含ませて、まずは頬骨の三角形の部分にファンデをポンポンと置いてくだださい。その後、残ったファンデを顔全体に中央からなじませます。

洗顔ブラシを使うと肌の汚れや角質を取り覗けるので、ワントーン明るい肌に見えます。また、毛穴はもちろん古くなった角質や皮脂汚れも落とせるため、化粧水など基礎化粧品が肌の角質まで浸透しやすくなります。

洗顔料をしっかりとコシが出るまで泡立てて顔にのせたら、濡らした洗顔ブラシで顔全体にすーっと滑らせるようになじませます。

携帯ブラシはフェイスパウダーやファンデーションなど、用途を選ばず使えるものが多いです。キャップ付きのものやスライド式で筆の部分を本体にしまえるものがあり、いつでも清潔に使えます。

携帯用ブラシは、デパコスの「資生堂」・ハイブランドの「シャネル」・百均の「ダイソー」などさまざまなブランドから発売されています。

フェイスブラシにはさまざまなタイプがあります。使用するファンデーションの種類に加えて、ブラシのタイプ・毛の種類・好きなブランドなどによって適したブラシが違います。手持ちのファンデに合うブラシを選びましょう。

パウダーにはルースパウダーとプレストパウダーがあります。ルースパウダーは粉状のもので、プレストパウダーは粉をプレスして固めたものです。リキッドを加えた3つのテクスチャーにはどんなブラシが合うか解説します。

プレストパウダーには隙間なく毛が密集している丸平型やカブキブラシがおすすめです。天然毛なら、毛質が硬めの山羊毛か、山羊毛と柔らかいリス毛の混合毛を選びましょう。

密度が高く硬さがあるブラシなら、プレストパウダーを粉状に戻して筆の中にしっかりと含んでくれます。肌にまんべんなく粉がのるので仕上がりがきれいです。

ルースパウダーにはリス毛のような柔らかいブラシが合っています。毛は長めの方が粉含みがよく、肌に均等に載せられます。

肌を磨くようにブラシをくるくると動かして丁寧にのせると、パウダーが顔全体にふんわりと薄くついて、ナチュラルな仕上がりになります。パウダリーファンデーションが崩れにくく長持ちします。

リキッドファンデには、先端が薄くなっているフラット型のブラシを選びましょう。丸平型やオーバル型もおすすめです。

フラット型はクリームファンデにも使えて初心者向きのブラシです。丸平型は肌にぴたりと密着して、ムラなく均一に仕上がります。オーバル型は毛穴など細かいところまでファンデがきちんとつくブラシです。

フェイスブラシには丸平型・丸型・斜め型・オーバル型・カブキブラシと、さまざまなタイプがあります。パフを使った場合とはまた違った仕上がりになります。それぞれのブラシの特徴と使い方をご紹介するので、チェックしてください。

丸平筆は正面から見ると平らな形をしていて、筆先が丸くカットされています。発色がいいのも丸平型の特徴です。

使い方はフェイスパウダーやルースパウダーを含ませて顔全体になじませ、もう一度軽くパウダーをとってからふんわりと丸を描きながらのせると、肌に自然なツヤが出ます。敏感肌には肌あたりがやさしい丸平筆がおすすめです。

フェイスブラシといえば丸型ブラシを指す場合が多く、パウダーをムラなく塗れます。毛の量にボリュームがあり、筆の部分を上から見ると丸い形をしています。

パウダーをたっぷり含ませて量を調節したら、力を抜いて円を描くようにくるくると回しながらパウダーをのせていきます。チークを丸くふんわりとのせるのにも向いています。

毛先がなだらかに斜めにカットされたブラシです。斜めのラインが肌にぴったりとフィットし、細いラインも描けるので、初心者でも使いやすいブラシです。

肌にツヤや立体感を出すハイライトや、顔をほっそりと見せたり鼻を高く見せたりできるシェーディングに向いています。アイブロウブラシなどにも斜め型が多く見られます。

歯ブラシのような形をしたオーバル（楕円形）のブラシです。目周りや小鼻など細かい部分から、頬や額のように面積の大きな部分まで塗りやすいので、1本持っておくと重宝します。

毛が密集しているので毛穴を隠してくれる上に、パウダーが肌にフィットしてキメ細かい肌が作れます。メイクが崩れる部分に使うと崩れにくくなります。

歌舞伎の化粧筆をまねて作られたブラシです。持ち手が短く、正面から見ると扇のようにカットされているものや毛先を斜めにカットされているものがあります。

パウダーファンデやミネラルファンデを毛穴にぴったり密着させられるので、肌をきれいに見せる効果があります。キャップがついているタイプは持ち運びにも便利です。

天然毛でよく使われているのはリス・山羊・ポニーなどの毛です。人工毛にはスーパーナイロンやタクロン・Ag-TAfrE（R）・PBT（ポリブチレンテレフタレート）などが使われています。それぞれの特徴を紹介します。

柔らかく毛先が細いのがリス毛の特徴です。粉含みがよく、毛が長持ちするとされています。山羊毛は粗光峰と呼ばれるあご下から背中にかけての毛と、黄尖と呼ばれる背中から側面にかけての毛があります。

ポニーは毛の先端が細く、チークブラシなどに使われます。また、毛穴の汚れもきれいに洗い流せるため、洗顔ブラシにも向いています。

スーパーナイロンやタクロンの原料はナイロンです。特にタクロンは毛先が丸く加工してあるため、毛穴までパウダーをのせられます。

Ag-TAfrE（R）は植物由来の成分を含んでおり、天然毛により近く作られています。ポリエステル系の樹脂のPBTは天然毛に似て肌ざわりがよく、耐久性に優れている人工毛です。

手入れが楽なブラシなら人工毛をおすすめします。台所用の中性洗剤や洗顔フォームなど身近にあるアイテムで簡単に洗えます。ただし、だんだん毛先が傷んでくるので、長く使う場合はクリーナーを使いましょう。

一方、天然毛のブラシはシャンプーとトリートメントで洗う方法もありますが、ブラシ洗い用のクリーナーを使った方が無難です。

評判がいい4つのブランドを紹介します。「白鳳堂」・「ロージーローザ」・「資生堂」・「M・A・C」は人気があり、製品も確かなものを販売しています。フェイスブラシを買うのに迷ったら、ブランドで選ぶのも手段の1つです。

白鳳堂は広島県熊野町にある、1974年創立の熊野筆を製造販売するブランドです。白鳳堂のフェイスブラシは、筆部分の表面が立体的にカットされています。

山羊やリスのほか、合成繊維を使っています。天然毛と合成繊維を混合したブラシもあります。毛先が肌に密着して、使う人の思うままに滑らせられるよう計算して作られています。

ロージーローザは東京都千代田区にある株式会社シャンティのブランドです。手入れが楽で使いやすいプチプラのブラシを扱っています。

たとえばサイズLの熊野筆パウダー用ブラシが税込1,320円です。このほかにも手が届きやすい価格のブラシが揃っています。ブラシだけでなく、ボディケアやヘアケアグッズを企画・販売しています。

資生堂は1872年、東京銀座に誕生した日本を代表する化粧品のブランドです。資生堂のブラシは肌あたりが気持ちいい人工毛を使用しており、熊野筆の技術を取り入れ職人が手作りしています。

花びら型のユニークな形のファンデーションブラシや、筆部分の形状を工夫したマルチに使えるフェイスブラシなどを取り揃えています。

1984年に始まったM・A・Cは世界105か国以上で販売・愛用されています。肌にフィットするだけでなく、肌を傷つけないフェイスブラシが20種類以上ラインナップされています。

長く使えるのもM・A・Cのブラシの特長です。普通なら5年程度のところ、M・A・Cのブラシは10年以上使えるものもあります。

1970 年代に基盤が作られた無印良品は、世界各国に店舗を構えています。国内では全都道府県にあるので、購入しやすいブランドです。日本で最も知名度の高い日用雑貨店と言っても、間違いありません。

無印良品のフェイスブラシは、大きめのサイズなのでフェイスパウダーが広げやすいです。素材はポリエステルを使用していて仕上がりは綺麗ですが、価格が安いのもあり肌へのタッチ感は惜しい印象です。

マツキヨはマツモトキヨシの略称で、1930年代から続く歴史ある薬局です。2020年には全都道府県への出店を達成し、翌年にはココカラファインと経営統合しました。「matsukiyo」はマツモトキヨシのオリジナルブランドです。

マツキヨのフェイスブラシはコスパがいいのに、使い勝手もいいので、初心者にもおすすめのフェイスブラシです。ふわっと広がる丸型の筆はやわらかく、毛質が気持ちいいのがポイント。口や鼻まわりなどの細かな箇所にも使いやすいです。

フェイスブラシ選びに迷った時に参考にしたいのが、実際に使用した人の口コミです。特にネットやパッケージに記載されている説明や、素材だけでは分からない使用感は確認したい項目です。

口コミを調べれば質感や塗りやすさ以外にも、洗うとどうなるのか・何度も使用できるのか・仕上がりはどうか、などが分かります。

CANMAKEからは、プチプラで人気商品のマシュマロフィニッシュパウダー用の別売りフェイスブラシも出ています。同ブランドのコンパクトに収納できるサイズのブラシで、外でもお手軽にお直しができます。

付属のパフの代用に使えるので、使いやすいブラシを試してみるのもおすすめです。より使いやすい、保存しやすいなど商品に合わせたフェイスブラシを展開するブランドもあるため、マシュマロパウダーを取り扱うブランドは要チェックです。

どんなに上質なフェイスブラシでも、正しく使わないときれいな肌は作れません。ブラシを使った、ナチュラルなメイクやふんわりしたメイクを作るコツをご紹介します。少しのコツで仕上がりが違うので、ぜひマスターしてください。

フェイスブラシにしっかりとパウダーをつけたら、手の甲で余分なパウダーを落とします。ブラシに取ったまま顔にのせると粉っぽい肌になってしまい、自然な感じには仕上がりにくいです。

顔の中心から外側に向かって広げるようにのせていきましょう。その時、ブラシをくるくると円を描くようにのせていくと、パウダーが肌に自然に馴染みます。

筆部分の毛先や側面にたっぷりとパウダーを含ませたら、余分なパウダーをティッシュや手の甲で落とします。額や頬など面積が広い部分はブラシを寝かせ、顔の中心から外側に向かってさっと力を抜きながらのせていきます。

毛穴が目立つ場合はあご周りを、テカリが気になる場合はTゾーンにしっかりとパウダーを密着させましょう。

フェイスブラシを手入れしていれば、メイクがきれいに仕上がり、雑菌などが肌について肌トラブルを起こしにくくなります。また、ケーキングと呼ばれるプレストパウダーが固まってしまう現象がなく、きれいなままで使えます。

フェイスブラシを使った後は、ティッシュペーパーや乾いた柔らかい布で、残ったパウダーや汚れを丁寧にふき取りましょう。ブラシの毛先が広がってしまわないように、毛先をきれいに揃えてから保存してください。

使うたびに洗っていると、毛の傷みが早くなってしまいます。汚れが目立ってきたら洗うようにしてください。

「汚れが目立ってきた」「粉含みがよくない」「メイクがきれいに仕上がらない」といった場合は、ブラシを洗ってください。

洗剤を溶かしたぬるま湯に筆の部分をひたして軽く振り洗いします。ファンデの色がでなくなったら、十分にすすいでブラシの根元から毛先に向かって軽くしごくように絞り、毛先を下にして陰干ししてください。

おすすめのフェイスブラシを中心に、フェイスブラシの選び方・種類・使い方・手入れの方法などをご紹介しました。ブラシを使うとパフや指を使った時とはまた違った雰囲気に仕上がります。値段が張るものもありますが、1本持っておいて損はありません。ブラシの使い方をマスターして、ワンランク上の肌を作りましょう。