ニキビ肌向け化粧下地おすすめ19選｜肌に優しい下地！ノンコメドジェニックとは？

ニキビが治らず困っている方は、お肌が荒れているときはメイクをなるべくしないでお肌を休めようとする方も多いです。しかし、化粧下地はお肌を保護する役割もあるので、逆に紫外線や外部の刺激で悪化させてニキビできる原因になる場合もあります。

刺激の少ないお肌に優しいベースメイクを選ぶとニキビに配慮しやすいため、成分や自分の肌質や色を正しく理解しましょう。

今回はニキビ肌向けのおすすめ化粧下地をご紹介します。また、ノンコメドジェニックについても解説します。下地の使い方やニキビ肌向けのファンデーションも紹介するので、ぜひあわせて参考にしてください。

※すべての方に皮膚刺激が起こらないわけではありません。

ノンコメドジェニックテストとは、製品を皮脂の分泌の多い人の背中に繰り返し塗布してニキビの原因となるコメドが生じにくいか確認する試験です。

ノンコメドジェニックテスト済みの表記のある商品は、テストによってコメドを起こしにくいのが証明されている商品です。すべての方がコメドを誘発しにくいとは限りませんが、コメドができにくいのが特徴です。

ノンコメドジェニック処方とは、コメドができにくい処方ですがテストをしていない商品もあります。肌に合うか合わないかは個人差がありますが、まずはノンコメドジェニックテスト済みから使ってみるのがおすすめです。

グリチルリチン酸ジカリウムはニキビや肌荒れをケアする効果が期待できますので、ニキビに悩まれている方はグリチルリチン酸ジカリウムが配合されている下地かどうかチェックしてみましょう。

しかし、肌の状態によっては刺激になってしまう場合がありますので、実際に使ってみて合わないようなら使用を中止しましょう。

ニキビの天敵である紫外線は、お肌にも大きなダメージを与えます。アクネ菌を分泌するボルフィリンに紫外線があたるとニキビを活性化させてしまい炎症が広がります。また、ニキビやニキビ跡に紫外線を浴びるとシミになる原因にもなりますので、UVカット成分が入っているものを選ぶのがおすすめです。

UVカット成分が含まれている下地は、肌のうるおいを守るだけでなく、乾燥も防いでくれる効果もあります。紫外線から肌を守り、ニキビができにくい環境を整えましょう。

ニキビができる人の多くは脂性肌のイメージが多いです。もちろん、肌の油分が多いとニキビができやすくなりますが、実は乾燥もニキビの原因になります。肌が乾燥すると皮脂が過剰に分泌され、ニキビが発生してしまいます。

乾燥肌の人は特に保湿成分が多いものがおすすめです。セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲン・アルガンオイルなどが含まれているものは、肌をみずみずしくしてくれるので注目してみましょう。

敏感肌の人は、低刺激のものを選ぶようにしましょう。敏感肌の人は、刺激成分が配合されているものを使用すると炎症などの肌トラブルに繋がってしまうおそれがあります。

アルコール・香料・界面活性剤などの刺激成分が含まれていないものを使用するのがおすすめです。なるべく肌に負担がかからない低刺激な下地を選んで肌荒れを防止しましょう。

※すべての方に皮膚刺激が起こらないわけではありません。

ニキビの原因菌となるアクネ菌は、皮脂を好み酸素を嫌う特徴があります。アクネ菌は身体全体に存在しますが、皮脂の多い部分に集中するので顔や背中などの皮脂分泌が多い部分にニキビが発生しやすくなります。

サリチル酸やグリチルリチン酸はそんなニキビの原因菌となるアクネ菌の繁殖を防ぐ成分です。サリチル酸は、肌の角質を柔らかくして剥がれやすくしてくれる働きがあります。また、炎症を抑える効果があるのでニキビ肌の人におすすめです。

グリチルリチン酸は抗炎症成分ですが、刺激が少ないのが特徴です。

※ニキビを防ぐ有効成分配合の医薬部外品のみ該当します

脂性肌の人はてかり防止効果のあるものがおすすめです。メイクしたばかりはきれいな状態でも時間が経つにつれて肌のてかりが気になる方も多いと思います。

てかり防止効果の下地を使えばてかりやすいTゾーンもしっかりとカバーしてくれるので夕方までメイクが崩れる心配もなくきれいな状態をキープしてくれます。

赤いニキビがある人はグリーンベースの化粧下地がおすすめです。グリーンベースの下地は赤みを抑えてくれる効果があります。小鼻や頬などの赤みが出やすい部分にピンポイントで使用するのもおすすめです。

ピンク系のファンデーションや黄色系のファンデーションなどどれを塗っても赤みが出てしまう人は、下地で赤みを消してから使用すると自然な肌色でカバーしてくれるので試してみてください。

※メークアップ効果による。

イエローベースの化粧下地は、くすみをカバーし健康的な肌色に見せてくれる効果があります。また肌の凸凹が気になる方にもイエローの下地はおすすめです。

幅顔全体が暗くなりがちな人はイエローベースの下地を使ってお肌を明るく見せましょう。幅広い肌色に使えるカラーですので迷っている方は一度使ってみてください。

ピンクの下地は血色をよく見せてくれる効果があります。コントロールカラー系の下地はたくさん種類がありますが、ピンクの下地は基本的に使う人を選ばないのも特徴です。色があまりつかないので、自然にお肌のトーンアップをしたい人にもおすすめです。

年齢を重ねるにつれてお肌が黄ばみも気になる方も多いので若々しくみせてくれます。

※メークアップ効果による。

なかなかデパコスには手が出せない人や、いろんな下地を試してみたい方にはプチプラの化粧下地がおすすめです。

安価な化粧下地は近年多く発売されていますが、保湿力が高いものや毛穴の悩みもカバーしてくれるものなど、高品質な商品もたくさんあります。使いやすさに期待できるのでぜひ試してみてください。

また、顔全体に使う化粧下地とは別でコントロールカラー系の下地などを部分的に使用したい方にもおすすめです。ドラックストアやスーパーでも手に入るので購入しやすい点も魅力です。

デパコスの商品は見た目の高級感や特別感もあるので持っているだけで気分が上がりますよね。そんなデパコスの化粧下地がプチプラの化粧下地と違う点はカバー力の差です。少ない量でしっかりと伸びて毛穴やシミ・そばかすをカバー*してくれるので厚塗りになりにくいのも魅力です。

値段は約2,000円～約10,000円と高めですが、ベースメイクだけデパコスを使うのもおすすめです。

*メークアップ効果による

ファンデーションだけではなかなか気になる部分をカバーするのが難しい方は、化粧下地のカバー力で選びましょう。保湿を重視しているものやトーンアップを重視しているものなど商品によって異なるので、カバーする性能の高いものを探してみるのがおすすめです。

メイクしたばかりはきれいな状態ですが、時間が経つにつれてヨレたり崩れたりしてしまうとお化粧直しが大変です。長時間メイクをされる方・スポーツをする方・汗をかきやすい夏にはなるべく崩れない下地がおすすめです。

乾燥や塗りムラがあると、化粧が崩れやすくなる原因になるので気をつけましょう。

カバー力が高い化粧下地は、しっかりカバーできるだけに落ちにくい商品もあります。落ちにくい化粧下地をクレンジング時にゴシゴシとこすってしまうと、肌がダメージを受けてしまいます。

保湿クリームと化粧下地が一体化した商品なら落としやすく、洗顔料やお湯だけ落とせる商品もあるのでチェックしてみましょう。

「ORBIS(オルビス)」の化粧下地の魅力は、メイクをしながらスキンケアができる点です。スキンケアのシリーズと同じようにニキビケア成分が配合されているので、メイクとニキビケアの2つの願いを両方とも叶えてくれます。

UVカット成分も配合されているので、紫外線対策もバッチリです。浸透型コラーゲン*が配合されていて、肌にうるおいを与えながらしっとりと肌を仕上げてくれます。

ノンコメドジェニックテスト済み・アレルギーテスト済みなので、お肌に負担がかかりにくい化粧下地です。ただし、すべての方にニキビの元ができない・アレルギーが起こらないとは限りません。

*コラーゲン　トリペプチド　F（保湿成分）

「LA ROCHE POSAY(ラロッシュポゼ)」は、世界82ヶ国で90,000人以上の皮膚科医に採用されている敏感肌におすすめのブランドです。

ラロッシュポゼの製品にはフランス中西部にあるラロッシュポゼ村からとれるお水を配合しており、敏感なお肌にも刺激の少ない成分を配合しているのでお肌に優しい化粧下地です。

クレンジングが不要でお肌に負担が少なくSPF50と日焼け防止効果もあるので、紫外線対策にもおすすめです。

※すべての方に皮膚刺激が起こらないわけではありません。

ニキビ肌の人には、DHCの薬用アクネケアベースメイクシリーズがおすすめです。アクネケアベースメイクシリーズは全製品に薬用成分*が配合されています。ニキビの原因となるアクネ菌に効き目があり、ニキビの大敵である紫外線もカットしてくれるのが特徴です。

また、ニキビの炎症を抑えてくれる成分※も配合されているのでニキビに悩まされている方におすすめのシリーズです。

※すべての方にコメド（ニキビのもと）が発生しないということではありません。

*医薬部外品　指定成分：イソプロピルメチルフェノール

「ⅾ program(ディープログラム)」の化粧下地は敏感な肌の肌色を補正し、毛穴をカバーしてくれる化粧下地です。ニキビを防ぐスキンケア効果があり、なめらかな素肌に導いてくれます。

敏感になりがちな肌にもしっかりと馴染んでくれるので、気になる化粧ノリも良く、化粧崩れもしにくいのもおすすめのポイントです。

*有効成分：トラネキサム酸,グリチルリチン酸ジカリウム

ニキビができると気になって隠したくなり、ついファンデーションを厚く塗り過ぎてしまいます。ファンデーションの厚塗りは、逆にニキビを目立たせてしまうかもしれません。メイク崩れしやすくなり、化粧落としの際もお肌により負担がかかります。

ニキビは、ファンデーションだけでなく下地の段階でカバーしましょう。リキッドファンデ・パウダーファンデの2通りの手順の紹介しますので、ベースメイクの参考にしてください。

リキッドファンデ

1. 化粧下地　　質感補正タイプの化粧下地は、ニキビ跡や毛穴の凹凸をぼかす効果があるのでオススメです。
2. リキッドファンデーション　
3. コンシーラー　　赤みのあるニキビにはファンデーションより明るめの色、ニキビ痕にはファンデーションより暗めの色のコンシーラーがおすすめです。
4. フェイスパウダー　　パフで軽く押さえつけるようにしましょう。

パウダーファンデ

1. 化粧下地
2. コンシーラー
3. パウダーファンデーション　　肌あたりの優しいパフで軽く押さえるように塗布しましょう。簡単に美しく仕上がります。

お肌を美しく見せるために使う化粧下地ですが、使い方によってはニキビの原因になります。下地を使うときの注意点を紹介しますので、毎日のお手入れの参考にしてください。

• 購入前に成分をよく確認し、自分の肌に合った化粧下地を使いましょう。
• 化粧下地の使用期限は、未開封の場合製造から3年、開封した日から半年です。品質が劣化した下地はニキビができる原因になりますので、使用期限を守りましょう。
• しっかりと化粧を落としましょう。化粧下地が毛穴を塞いでしまい、ニキビができる原因になります。
• パフやスポンジは清潔に保ちましょう。汚れたパフやスポンジには雑菌が繁殖します。雑菌がニキビができる原因になりますので、定期的に洗いましょう。
• ニキビができてしまったら、カバー力の高い化粧下地を使いましょう。下地の厚塗りは、ニキビを悪化させる原因になります。

ニキビ肌の方は、できるだけ肌の凸凹を目立たないようカバーしてくれるファンデーションがおすすめです。厚塗りしなくても自然にカバーし、透明感※ある肌にしてくれるバランスのとれたものを選びましょう。

また、肌の色に合っていないファンデーションを選んでしまうと顔が大きくみえてしまったり老けてみえてしまいますので、自分の顔と首の色に差がでない色のファンデーションを使用してください。

下記の記事では、ニキビ肌で悩んでいる方におすすめのファンデーションを紹介しています。化粧下地と同じく、肌質によって選ぶファンデーションは異なります。最適なファンデーションを見つけてください。

※メークアップ効果による。

*すべての方にニキビ・コメドができないわけではありません。

気になる化粧下地は見つかりましたか。人気の高い商品でも合わない化粧下地を使うとニキビや肌荒れが起こりやすいので、それぞれの商品の特徴はもちろん、自分の肌質を良く理解するところからはじめてトラブルの起きにくい肌を目指しましょう。