ひまし油（カスターオイル）おすすめ12選｜顔に塗る使い方も【ウエルシアにある？】

ひまし油とはトウゴマの種から採取される油で、キャスターオイル・カスターオイルとも呼ばれています。ベースオイルのAmazonランキングでも上位に入るほど、人気のスキンケア用品です。第2類医薬品とマッサージ用の2つのタイプが販売されています。

ひまし油は乾燥や紫外線トラブルにお悩みの方や、髪の毛・頭皮のケアなどにおすすめです。効能の源はすべて、主成分のリシノール酸に依拠しています。ひまし油の幅広い働きが、たった1つの成分に関係しているなんて驚きですよね。

今回はひまし油の選び方や人気おすすめ12選をご紹介します。それぞれ商品の個性・成分・評判を基準に選びました。また加香ヒマシ油とひまし油の違いの解説・ウエルシアなどの購入可能な店舗も紹介しますので、どれがいいか迷っている方はぜひチェックしてください。

ひまし油は植物油の1種で、下剤としても使用されています。薬局にて内服用として販売されている精製タイプや、第2類医薬品のひまし油がおすすめです。

作用が穏やかなので、3歳以上の小さな子供から使用できます。下剤を使うのが苦手な方にもひまし油はおすすめです。小腸や大腸を刺激するため、排便を促します。用量や用法は年齢や症状によって変わるので、服用方法を守って使用しましょう。

ひまし油に含まれているリシノール酸が、下剤の作用を果たす成分といわれています。ひまし油の純度が高いほど、効果が期待できます。

シミやそばかすなど、スキンケアにもひまし油は効果的です。気になる部分に薄くオイルを塗る方法がおすすめです。つけすぎるとベタつきが気になる方は、少量ずつ伸ばしていきましょう。

ひまし油を顔全体に塗ったら、拭き取らずに肌の角質層に浸透していくのを待ちましょう。外出する場合は、酸化が起きやすいので落としてからメイクしてください。ひまし油は保湿効果が期待できるので、乾燥肌の方にも使いやすいです。

こまめに保湿をしたい場合は1日2～3回ほどひまし油を塗り直すのがおすすめです。さらっとしたテクスチャが好きなら軽め、どろっとしたテクスチャが好きなら重めのひまし油が使いやすいです。

ひまし油は保湿効果があり、乾燥やダメージが気になる髪を健康に保ち、頭皮の汚れもケアします。使い方はヘアオイルのように髪全体に塗るだけです。

ひまし油には整肌効果もあるため、頭皮の健康を保つために効果的といわれています。頭皮をマッサージするように使用する場合は、マッサージをした後にしっかりと洗い流しましょう。

ひまし油は植物性にもかかわらず、とろりと粘度の高い油脂です。はちみつのような質感があって、保湿力がとても高いです。そのため、リップクリームや口紅の原料として、唇のケアの用途にも使われています。

また、ひまし油をそのまま爪にマニキュアやペティキュアのように塗れば、健康的で美しい爪を保てます。唇や爪だけではなく、切れ毛や枝毛の多い傷んだ髪のケアにも使用が可能です。いつも使っているコンディショナーにひまし油を数滴混ぜて、トリートメントとして使ってください。

ひまし油はマッサージオイルにもおすすめです。肩・首筋・背筋など、筋肉をマッサージしたいときは、ひまし油を使ってじっくりともみほぐしていくと、効果が期待できます。

全身をマッサージして筋肉がほぐれると、肩こりなどの痛みから開放されて全身が温かくなり、気分がリラックスします。全国にあるヒーリングサロンの中には、ひまし油を使った全身マッサージを行っているところもあります。

美容オイルにはいくつもの種類がありますので、どれを選べばいいか迷う方も多いですよね。ホホバオイルはひまし油とともに人気の高い美容オイルですが、それぞれの効能の違いを把握していれば、シーンごとにうまく使い分けられます。

ひまし油は成分の約90％がリシノール酸で、痛みや炎症を鎮める効能が期待できるのが特徴です。一方、ホホバオイルはワックスエステルと呼ばれる成分を含んでいて、水分と栄養分で肌に潤いを保つ効果が期待できます。つまり、ひまし油は健康面、ホホバオイルは美容面での使用が適しています。

ひまし油はスキンケア・ヘアケア・下剤としても使用されている油で、危険な成分は入っておらず低刺激といわれています。危険性はありませんが、付けすぎると肌が皮脂過剰の状態になりやすいので、塗る量には気をつけてください。

肌が荒れやすい方・皮膚炎のある方は、ひまし油を使用する前にかかりつけの医師への相談やパッチテストをおすすめします。ひまし油は小さな子供でも使えると表記されている商品が多く、基本的に危険性は低いです。

ただし、妊娠中や授乳中の女性が下剤として利用する場合は例外です。妊娠中の女性がひまし油を使うと、子宮が収縮して流産を引き起こす可能性があります。また、授乳中の女性が服用すると、成分が母乳を通して赤ちゃんの体内に入り、内服薬の下痢を起こす心配があります。

第2類医薬品として販売されているのは、加香ひまし油です。内服用なので、下剤としても使用できます。化粧品用で販売されているひまし油とは違い、少ない用量が多いです。年齢によって内服の量が変わります。

便秘で悩んでいる方は、医薬品の加香ひまし油を選ぶのがおすすめです。ただし、妊婦・3歳未満の子供・皮膚炎を発症している方などは使用を避けましょう。加香ひまし油は化粧品用のひまし油よりも種類が少なく、大型店舗の薬局での販売が多いです。

未精製ひまし油は外部塗布用やマッサージ用が多いです。ヘアケアやボディケア用なので、内服はできません。香りが付いているタイプや化粧品の原料として使えるタイプなど、種類が豊富なのも特徴です。

保湿効果が高く伸びがいいので、マッサージ用に向いています。また、清浄作用が期待できるので、顔や頭皮のマッサージをはじめ全身に使えるタイプが多いのが特徴です。加香ひまし油よりも、容量が多い商品が大部分です。

水っぽいテクスチャの未精製オイルは、重めのテクスチャのオイルや食用の重曹と混ぜるなど、アレンジしやすいのも特徴です。好みの香りがある方は、ハーブ系のアロマと混ぜて使用すると癒されますよ。

ブラックキャスターオイルは種子を1度ローストしてから湯煎するジャマイカ製法で作られています。Phバランスが整えられていて、スキンケアやボディケアに向いているタイプのひまし油です。

ブラックキャスターオイルは通常のひまし油の溶剤抽出法や圧搾法とは違った方法で製造されています。通常のひまし油より色が濃いめで、弱アルカリ性であるのも特徴の1つです。内服用ではないので、下剤としての使用は避けてください。

溶剤抽出法は水を使用せずに抽出する方法です。主に溶剤を使用するので、濃縮された混合物が残る場合があります。圧搾法で作るひまし油より天然の成分が少ないので、純度を求める方には不向きのタイプです。

溶剤抽出法で作られたひまし油を使う際は、有害な物質であるヘキサンなどの成分が残っていないかを調べる必要があります。

圧搾法は原材料を圧搾して抽出するので、純度が高く有害な物質を含みません。低温で圧搾されるタイプは有害物質が出ないので、肌に使用しても大きな問題は生じにくいです。オーガニック処方や低刺激処方のひまし油は、圧搾法で作られている場合が多いです。

圧搾法はひまし油だけでなく、アロマオイルの抽出法としても知られています。シンプルな抽出法ですが肌や健康にはいいので、選ぶなら圧搾法をおすすめします。

コールドプレスは低温圧搾抽出法で、熱を加えずに原材料を低温で圧搾します。熱を加えた場合より収量は少ないですが、熱によるオイルの酸化を防げるので、質のいいひまし油が得られます。

ひまし油は精製・未精製のどちらかで作られています。特徴が違うので、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

精製ひまし油は加香ひまし油と同じで、第2類医薬品として販売されています。価格が安く肌への刺激も少ないので、敏感肌の方や初めてひまし油を試す方におすすめです。

また、精製ひまし油は無臭・無色のタイプで、低刺激を求める方に向いています。美容効果は未精製のほうが高いので、スキンケアやヘアケアなどより効果を求める方にはおすすめできません。下剤として使える内服用は精製ひまし油なので、間違えないでください。

未精製ひまし油は保湿力があり、スキンケアやボディケアの効果を高めます。マッサージやスキンケア用として使うなら未精製のひまし油がおすすめ。ただし、肌を刺激する場合があるので、肌の弱い方は気をつけましょう。

未精製ひまし油は精製タイプよりも価格が高いため、内服用の下剤や整腸用として使わない場合は、未精製タイプのひまし油がおすすめです。精製ひまし油とは違い、内服用には使用できません。

ひまし油の内容量で選ぶ方法です。ひまし油の消費期限は開封すると半年から1年ほどになるので、使い切れない場合やスキンケア用は内容量の少ないタイプが向いています。家族で使ったり、全身に用いたりする場合は大容量タイプが適しています。

容量の選び方として、携帯して使用する場合は100ml～200ml、家で頻繁に用いる場合は500ml～1000mlの大容量がおすすめです。テクスチャが軽く伸びのいいタイプは、マッサージ用として大容量でも使い切りやすいです。

大容量を購入して、小さい容器に詰め替えて使う方法もおすすめです。詰め替えの容器はフタがしっかり閉まるタイプを選んでください。オイルが酸化しにくいからです。

肌が弱い方は、オーガニック製法で作られているひまし油がおすすめです。シリコン・パラベン・アルコール・鉱物油など、肌に刺激が起きやすいタイプのひまし油は避けましょう。オーガニックと表記されているタイプは、敏感肌に適しています。

通常のひまし油よりもオーガニックで作られたひまし油のほうが、栄養価が高く効果がより期待できます。オーガニックタイプでも肌への刺激が気になる方は、パッチテストをしてから使用しましょう。

オーガニックのひまし油のほうが肌に優しいだけでなく、栄養価も高い傾向にあるので、オーガニックタイプのひまし油を選ぶのがおすすめです。また、精製タイプのひまし油を使用すると、肌への刺激が少なくなります。

ひまし油は無印では購入できませんが、ウエルシアなどの薬局やドラッグストアでは手に入ります。下剤として使用できるタイプやスキンケア・ボディケアに特化しているタイプなど、用途によって種類が違うので、購入する際は気をつけて選びましょう。

下剤として使用できるタイプは、第2類医薬品と表記されています。第2類医薬品は内服できるタイプなので、飲んでも大丈夫です。一方で、外部塗布・マッサージ用で販売されているタイプは内服できませんので、利用する際は気をつけてください。

皮膚のアレルギーを持っている方や医師にかかっている方は、薬剤師やかかりつけの医師に相談してから購入しましょう。また、子供が使用する場合も、事前にパッチテストを行ってください。

ひまし油と重曹を混ぜると、ペースト状になるので気になる部分に塗りやすくなります。紫外線対策・肌の保湿など、肌に塗るときに使いやすいのでおすすめです。ひまし油1に対して、2倍の量の重曹を混ぜましょう。

重曹と混ぜてペースト状にすれば、特別な日のスキンケア用のパックとしても使用できます。肌を集中してケアをする場合は、ペーストの上から絆創膏や湿布を貼るのもおすすめです。

頭皮や顔に塗るマッサージオイルとして、ひまし油を使用するのもおすすめです。顔のマッサージをする場合は、顔の輪郭の周りから肩周り、さらには胸元に向かって、リンパを流すように意識して行いましょう。

脚や腕のマッサージオイルとして使用する場合も、リンパを流すように足首から太ももへ、手首から二の腕へ向けてマッサージしてください。

また、頭皮の環境をよくする効果が期待できます。

ひまし油は髪全体に馴染ませて、ヘアオイルとしても使用できます。髪の保湿性を高める効果があるので、シャンプー後のコンディショナーに混ぜるのもおすすめです。枝毛の補修や毛先のパサつきにも使えます。

髪を乾かしたあとのツヤ出しや、ドライヤー・コテの熱から髪を守る効果が期待できるのも魅力です。

腸内環境をよくするために、下剤として服用する方法もあります。服用するときは、ひまし油をジュースや牛乳など好きな飲料に少量混ぜれば飲みやすくなりますので、お試しください。

ひまし油は用法や用量を守らないと下痢（内服薬）になる場合もあるので、使用方法をしっかり読んでから使用しましょう。効果を上げたい場合はしょうがと合わせたり、身体を温めてから服用したりするのがおすすめです。

ひまし油は、湿布の代わりに使用するのもおすすめです。気になる部分にひまし油を薄く塗り伸ばすと、保湿効果が期待できます。湿布に塗ってから貼る商品もありますので、いろいろ試してください。

また、ひまし油をマッサージ用のオイルとして気になる部分に塗りこんだり、布を貼り付けて上からヒーターで温めたりもできます。

ひまし油を使うとき・保管するときに気をつけたい点について解説します。トラブルなく効果が得られるよう、しっかり守りましょう。

ひまし油に限らず、化粧品などを初めて肌に使うときは、事前にパッチテストを行いましょう。肌に合うかどうか、アレルギー反応が出ないかどうかを確認できます。敏感肌の方には特に重要ですパッチテストの方法は次のとおりです。

1. 腕の内側など目立たない場所を選び、洗って清潔にしておく
2. ひまし油を少量（直径1cmほど）塗る
3. 30分後、塗ったところに赤みやかゆみなど異常がないか確認する
4. 異常がなければ1～2日様子を見る

ひまし油は空気に触れると酸化し、酸化したひまし油を肌に使うとトラブルの原因となります。熱・紫外線に当たると酸化が進みやすいので、直射日光の当たらない涼しい場所で保管しましょう。

また、パッケージなどで使用期限を確認し、それまでに使い切りましょう。期限に関わらず、不快な香りがするなど異常が見られた場合はすぐに処分してください。

ひまし油は下剤の役割を果たしたり、スキンケアやヘアケアに使ったりと健康や美容への効果が期待できます。薬局で気軽に購入できるので、ひまし油を毎日の生活に取り入れてください。