崩れないパウダーファンデーションおすすめ13選｜メイクを落ちにくくする方法も！

手軽にサラサラな陶器肌が作れるパウダーファンデーションですが、「皮脂や汗でヨレる」「夕方になると乾燥で剥げる」といった崩れに悩んでいる方も多いかもしれません。特に最近はマスク着用で、鼻や頬のファンデーションは崩れやすいですよね。

パウダーファンデーションに崩れにくさを求めるなら、肌質に合わせて適切な形状・成分のものを選ぶことが大切です。また、年齢によっても選び方は変わるので、数あるパウダーファンデーションの中から自分にぴったりなものを見つけるのは簡単ではありません。

そこで今回は、崩れにくいパウダーファンデーションのおすすめ商品と選び方を紹介します。乾燥で粉っぽくなる方でも使えるツヤ肌パウダーファンデーションも必見です。メイクが崩れない方法や化粧直しのコツも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

パウダーファンデーションは通常のクリームタイプのファンデーションより油分が少ないので、つけ心地が軽く厚塗り感も出にくいです。パウダーでテカリを抑えられるため、皮脂が気になる脂性肌の方や汗をかきやすい方、敏感肌の方にも向いており、手軽にメイクを仕上げられます。

仕上がりはセミマット～マットで陶器肌を目指せます。また、クレンジングも簡単なので、毎日使いに向いています。

そもそもなぜファンデーションは崩れるのでしょうか？肌に合ったファンデーションを選ぶことはもちろんですが、土台となる肌の状態を整えることが実は何よりも大事です。崩れの原因には以下のようなものあるので、対策しておきましょう。

• 保湿不足
  ベースメイクの前にしっかり保湿されていないと肌表面がカサついたり、乾燥が原因で過剰に皮脂が分泌されファンデーションが崩れやすくなります。
• ファンデーションの厚塗り
  肌の欠点を隠そうとファンデーションを厚く塗ると、結果的に崩れやすくなります。欠点はコンシーラーで隠し、ファンデーションは薄く塗るのがポイントです。
• スキンケア直後にメイクしている
  洗顔後、スキンケアが終わったあとは10〜15分程度保湿剤が浸透するのを待ちましょう。ペタペタした状態のままベースメイクをしてもすぐにヨレて崩れやすくなります。
• 顔の産毛
  顔に産毛があるとベースメイクの密着度が下がり崩れやすくなります。定期的にシェービングしましょう。

固形タイプのプレストタイプはカバー力が高く密着感があるのが特徴です。持ち運びやすく化粧直しにも適しています。パウダーファンデーションの多くがこの形状です。使用時は基本的に付属のスポンジを使用します。マット肌が好みの方におすすめのタイプです。

• パウダーを固めた固形タイプ
• カバー力が高い
• 持ち運びに便利
• ルースタイプより油分が多い
• マット肌が作りやすい

ルースタイプはふんわりとした自然なカバー力が特徴。肌にのせる際には基本的にブラシを使用します。素肌感・ツヤ感を演出したい方にピッタリです。フェイスパウダーに似た役割も兼ねているため、テカリやベタつきを抑えたい場合にもおすすめ。

• さらさらした粉末タイプ
• 軽い付け心地
• 肌への負担も少ない
• 自然なカバー力
• ツヤ肌・素肌感を演出できる

「時間が経つと肌がカサついてファンデーションが剥げてくる」という乾燥崩れに悩んでいるなら、保湿成分の入ったファンデーションを選びましょう。以下のような成分を含んでいると、パウダーファンデーションでもしっとり肌が続きます。またベースメイク前に保湿を丁寧に行ってください。

• セラミド
• ヒアルロン酸
• コラーゲン
• スクワラン など

「肌がベタついてファンデーションがドロドロに崩れる」という脂性肌の方には、皮脂コントロール成分の入ったものがおすすめです。「皮脂吸着パウダー 」と表記されていることもあります。以下のような成分が入っているとサラサラ肌が続きやすいのでチェックしてみてください。

• ジメチコン
• シリカ など

「化粧品で肌が荒れやすい」という敏感肌の方には、ミネラル由来の整肌成分を配合したパウダーファンデーションがおすすめです。ミネラルファンデーションは肌への刺激が少ない上に、石鹸で落とせるものも多いのでクレンジングによる負担も軽減しやすいです。

また「紫外線吸収剤フリー」「アルコールフリー」「アレルギーテスト済み」などの記載があるものはより肌トラブルを防ぎやすいので、あわせてチェックしましょう。以下が主なミネラル成分として知られています。

• 酸化チタン
• 酸化亜鉛
• 酸化鉄
• マイカ

※すべての方に皮膚刺激やアレルギーが起こらないわけではありません。

陶器のようになめらかで上品な大人の印象を与えてくれる「マット肌」。しっかりとメイク感を感じられ、隙のない美しさを感じさせます。成分表示に「ポリマー」に記載がある場合は、マットタイプが多くなっているので商品選びの参考にしてください。

しかし、マット肌は粉っぽさを感じやすいのが難点です。特有の粉っぽさを軽減したいときはブラシを使い、優しくのせてあげましょう。

光の反射で気になるくすみをカバーできるのが「ツヤ肌」のメリットです。自然な素肌感を演出できフレッシュな印象を与えられます。ツヤ肌タイプのファンデーションにはパールが配合されている商品もあります。商品名に「グロウ」と記載されているものもあるので選ぶ際は参考にしましょう。

また、ツヤ肌タイプは粉っぽくなるのが気になる方にもおすすめです。ブラシを使用するとよりナチュラルな質感に仕上がり、ツヤにより立体感も生まれるので、40代以上の年齢肌に悩む方にもおすすめです。

落ち着きのあるマット肌とうるおいを感じさせるツヤ肌のいいとこどりをした「セミマット肌」。程よいツヤ感を与えつつ肌の凹凸をフラットに見せてくれます。マット肌にはない隙を与え、程よいツヤで清潔感も感じられます。

どのタイプが合うかわからない方やビジネスシーンにもおすすめです。セミマットタイプはパウダーファンデーションにも多いので選びやすいのもメリット。

肌悩みが少ない10～20代は、素肌感を活かした薄づきタイプのファンデーションがおすすめです。厚塗りすると老けた印象になり逆効果。皮脂分泌が多くニキビ肌に悩んでいる場合は肌への負担を考慮したミネラルタイプを試してみましょう。ニキビを悪化させる紫外線を防ぐ日焼け止め機能が備わっているものもあります。

肌の水分量が減少してくる30代は乾燥を感じやすくなります。スキンケアでしっかり土台を作り、「セラミド」「ヒアルロン酸」などの保湿成分が入ったファンデーションでうるおいのある肌を演出しましょう。

30代の肌には大人の落ち着きとフレッシュさを感じさせるセミマットタイプがよく似合います。プライベート・オフィスどちらにも対応できるのも魅力です。

40代をこえると乾燥に加えシミ・くすみ・しわなど肌悩みが増えます。保湿力はもちろん、気になる悩みをカバーしてくれるアイテムを選びましょう。高いカバー力を謳っているものがおすすめです。ただし厚塗りすると崩れやすくなり、より老けた印象になってしまうので注意してください。

目立つ欠点はコントロールカラーやコンシーラーを使ってピンポイントでカバーするのがおすすめです。またマットよりもツヤ感を意識してうるおいのある仕上がりを目指しましょう。

ゴールドのアクセサリーがなじむイエベ肌には、健康的な肌色にみせてくれるベージュ系が合います。ベージュ系ではくすみを感じる場合には、赤みがプラスされたオークル系や明るい印象を与えるライトベージュも試してみましょう。

どの色が似合うかわからない場合には、顔と首の境目に塗り違和感がないカラーを選びましょう。顔だけ不自然に浮いてしまう失敗が防げます。

シルバー系のアクセサリーが似合うブルべ肌には、ピンク系のファンデーションがおすすめです。肌色となじみ顔に明るい印象を与えてくれます。ピンクでは赤みが強く出てしまう場合には、黄味がプラスされたピンクオークル系を選びましょう。

ブルべ肌にベージュをのせると黄ぐすみにより肌が暗い印象になってしまいます。今使っているカラーが合わないと感じる場合は、一度自分肌色を再確認してみましょう。

パウダーファンデーションは、プチプラ・デパコスともに豊富な種類が販売されています。「プチプラの方が崩れやすいのでは？」と考える方もいるかもしれませんが、価格と崩れやすさは必ずしも比例しません。

プチプラは価格が安価で手軽に購入できるのがメリットです。一方、デパコスは美容部員に相談しながら選べることや、カラーバリエーションが豊富でより自分に合った肌色が選びやすいことがメリットです。

プチプラ・デパコスそれぞれの人気ブランドには以下のようなものがあります。

＜プチプラ＞

• セザンヌ
  年代問わず人気のプチプラ。1,000円以下のファンデーションでも優秀。
• キャンメイク
  10代・20代に人気。ファンデーションは薄づきでナチュラルな仕上がり。
• KATE(ケイト)
  カネボウが展開するプチプラブランド。おしゃれで高品質。

＜デパコス＞

• アルビオン
  コーセーが手掛けるデパコスブランド。しっとりツヤ肌ファンデーションが人気。
• CHANEL(シャネル)
  デパコスの定番。「ル ブラン コンパクト ラディアンス」はうるおいツヤ肌が長続き。
• アナスイ
  独特でミステリアスなデザインが特徴。ファンデーションはコンパクトもかわいく人気。

日焼けだけでなくシミやシワなどの原因にもなる紫外線は、夏だけでなく年中肌に降り注ぎます。日焼け止めを使用するのはもちろんですが、ファンデーションにもUVカット機能があるとより効果が見込めます。

UVカットには「SPF」と「PA」の指数があります。「SPF」は短時間で皮膚に炎症を起こす紫外線B波を、「PA」は長時間浴び続けると肌のハリ・弾力低下につながる紫外線A波を防ぎます。普段使いにはSPF20〜30・PA++程度あれば十分です。

ファンデーションには、水で簡単に流れないウォータープルーフタイプもあります。一般的にウォータープルーフタイプは崩れにくく、肌にピタッと密着してサラサラな仕上がりです。汗をかきやすい方やより崩れにくさを重視する方におすすめです。

ただしウォータープルーフタイプは肌への負担はやや大きいので、敏感な方は注意してください。また落とすときはクレンジング必須です。

毎日使うファンデーションは使いやすさも大事なポイントです。持ち運ぶならサイズ感も要チェック。軽量でかさばらないものを選びましょう。また持ち運びには粉が舞いにくいプレストタイプがおすすめです。鏡とスポンジがセットになったものは出先でも使いやすく便利です。

ルースタイプは粉飛びやケースの汚れにくさも確認しておきましょう。開け閉めのしやすさ・塗りやすさもチェックポイント。また海外製品は香りが強いものも多いので、購入前に香りもチェックしてください。

パウダーファンデーションを崩れにくくするには、肌質に合ったものを選ぶのはもちろんですが、正しい手順でメイクすることも大切です。ここでは崩れにくいファンデーションの塗り方を解説します。

1. 丁寧にスキンケア
   まずは土台となる肌を整えましょう。化粧水→乳液→クリームなどで保湿し、10〜15分程度待ちます。
2. 皮脂分泌が気になるなら部分用下地で毛穴を埋める
   皮脂分泌が多い方やファンデが毛穴落ちしやすい方は、毛穴を埋める部分用下地で埋めてフラットにします。
3. 全体用下地で肌を均一に整える
   顔全体に化粧下地を薄く塗ります。乾燥肌には保湿タイプ、脂性肌にはテカリ防止タイプがおすすめ。
4. 気になるシミやニキビ跡をコンシーラーでカバー
   目立つシミやニキビ跡はコンシーラーで隠します。色ムラはコントロールカラーで補正。
5. ファンデーションを塗る
   パウダーファンデーションを塗ります。スポンジの面積半分にとって、内側から外側に向かって頬をすべらせます。半顔ずつ仕上げ、スポンジに残ったファンデで鼻・目周り・おでこを塗ります。
6. フェイスパウダーで仕上げる
   崩れやすい方は、パウダーファンデのあとにフェイスパウダーを使いましょう。ブラシに含ませたら、一旦手の甲で余計な粉を落とすのがポイント。ブラシを寝かせて滑らせると、粉っぽさのないツヤ肌に仕上がります。

完成したベースメイクをより崩れにくくするには、以下のポイントを押さえておきましょう。

• 厚塗りしない
  ファンデーションはごく薄く塗るのがポイントです。厚塗りすればするほど崩れやすくなります。気になる欠点にはコンシーラーや部分用下地をうまく使い、ファンデーションを厚塗りしないように注意してください。
• 定期的にティッシュオフする
  日中脂浮きが気になったら、ティッシュを優しくのせて余分な皮脂を吸い取りましょう。あぶらとり紙は油分をとりすぎてしまい、余計に皮脂分泌を増やしてしまうことも。うっすら皮脂を残してあげることで肌の油分バランスを保ちます。
• ミスト化粧水でうるおいを補う
  乾燥が原因で崩れる方は、定期的にミスト化粧水などでうるおいを補ってあげましょう。メイクの上から使えるタイプのものもたくさんあります。

パウダーファンデーションは粉状のためどうしてもマスクにつきやすいですが、メイク崩れ防止スプレーを使うことで対策できます。「メイクキープスプレー」と呼ばれていることもあり、ベースメイクの仕上げに吹きかけると、ファンデーションが肌に密着しマスクにつきにくくなります。

また外出先での化粧直し時に使うと、崩れにくさがアップします。肌が濡れている状態でファンデを重ねるとヨレるので、乾いてから塗るようにしてください。

パウダーファンデーションをきれいにのせるために、定期的にパフをお手入れしましょう。以下にお手入れ方法の手順を紹介します。

1. 乾いたパフに専用クリーナーもしくは中性洗剤をもみ込む
2. 指で汚れを押し出す
3. ぬるま湯でやさしくもみ洗いして、ファンデーション汚れが出なくなるまですすぐ。
4. 陰干し乾燥させる

パフを清潔に保つことで、雑菌による肌荒れを抑えられます。週に1回は洗うようにしましょう。

崩れにくいファンデーションや崩れにくい方法を知っておけば、メイクがもっと楽しくなり人前でマスクを外す場面でも自信が持てます。ぜひ本記事を参考に、崩れないファンデーションを使いこなしておしゃれを満喫しましょう。