鼻づまりを和らげる市販薬のおすすめ商品16選【子供向けも】

鼻づまりは風邪や花粉症などが原因で鼻の奥にある鼻腔（びくう）が腫れて、空気の循環が悪くなり鼻水が溜まって起こります。鼻づまりの不快感を減らしたいけれど病院へ行く時間がない方は市販薬をチェックするのがおすすめです。

しかし市販薬には眠くならない、寝るときに使いやすいなどさまざまなものがあります。痰・咳・鼻水と喉の痛みに効く薬、1歳・2歳の赤ちゃんや妊婦さんにも使えるものなど特徴もさまざまで、自分に合った薬を選ぶのは難しいですよね。

そこで今回は鼻づまりを和らげる市販薬の選び方とおすすめ商品をご紹介します。おすすめ商品は内容量・成分・対象年齢・医薬品分類を基準に選出しました。購入を迷っている方はぜひ参考にしてください。

薬は症状に合わせたものを使って初めてその効果を発揮するため、原因をきちんと把握して選びましょう。ここでは原因と症状に合わせた薬の選び方についてご紹介します。

鼻づまりの主な原因としてはアレルギー性・ウィルス性・慢性鼻炎の3つが考えられます。それぞれに合った薬の選び方をご紹介しますので参考にしてください。

花粉症やハウスダスト・ペットの毛などが原因で起こる諸症状は、アレルギー性といわれます。主な症状はくしゃみ・鼻水・鼻づまりなどで、抗アレルギー成分・抗ヒスタミン成分などが含まれた薬を選びましょう。

アレルギー性の鼻づまりの場合は2～3ヶ月その症状が続き、アレルギー反応が多いと1年中悩まされる方もいます。環境の変化やストレスが原因でアレルギーが悪化するケースもあり、規則正しい生活を送るのも大切です。

以下の記事では内科医院が花粉症に効くお薬や日常生活で気をつける点などを紹介しています。専門家の意見を取り入れたい方は参考にしてみてください。

ウイルス性、つまり風邪の鼻づまりの場合はウイルスが原因で鼻の粘膜に炎症が起こります。アレルギー性とは異なり、基本的には短期間で症状がおさまる場合が多いです。風邪が原因の鼻づまりの場合は、抗炎症成分が含まれた薬を選びましょう。

鼻づまりが続く状態を慢性鼻炎といい、アレルギー性ではない慢性鼻炎は副鼻腔に炎症が起きている可能性があります。副鼻腔炎には市販薬もありますが、長く続く場合は慢性副鼻腔炎の疑いがあるので一度病院を受診するのがおすすめです。

原因に応じて薬を選びたい場合、以下のポイントをおさえれば成分表を見分けられるようになります。ぜひ薬選びの参考にしてください。

ヒスタミンはアレルギー症状を引き起こす原因とされています。その働きを抑えるための成分である抗ヒスタミン成分は鼻づまりや鼻水などの炎症にも効果的です。抗ヒスタミン成分には鼻の諸症状に働く抗コリン成分と血管収縮成分が含まれています。

特に風邪による鼻づまりなどに効果が期待でき、このような抗ヒスタミン成分は「第1世代抗ヒスタミン成分」と呼ばれるので覚えておきましょう。ただし眠気を感じるものが多いのがデメリットで、日常生活での服用を躊躇する方も少なくありません。

第2世代抗ヒスタミン成分は眠気が起こりにくいのが大きな特徴です。仕事中や運転中に眠くなるのが困る方に向いています。辛い鼻づまりや鼻の諸症状だけでなく、アレルギー物質の抑制にも効果的で花粉症の方にもおすすめです。

長期にわたっての服用で効果が持続するためアレルギー症状が出始める前から服用しましょう。今回ご紹介したなかでは「フェキソフェナジン塩酸塩」や「エピナスチン塩酸塩」が第2世代ヒスタミン成分にあたります。

抗アレルギー成分はアレルギー症状を抑えてくれるので、花粉症が原因の鼻づまりに悩んでいる方におすすめです。また、花粉症になる前に抗アレルギー剤が含まれた薬を服用すると、花粉症の発症を遅らせる効果も期待できます。

鼻水を抑えたいなら抗コリン成分の入った薬がおすすめです。副交感神経遮断薬とも呼ばれていて、副交感神経を落ち着かせてくれる作用もあります。しかし尿が出にくくなってしまったり、目がちらいたりする場合があるので十分検討してから購入しましょう。

日常的な鼻炎や鼻づまりに悩む方は、鼻づまりに効果的な漢方薬もチェックしてみましょう。ただし体質そのものにアプローチするので効果があらわれるのに時間がかかることもあります。

エピナスチン塩酸塩（アレジオンなど）・フェキソフェナジン（アレグラなど）など、第2世代の抗ヒスタミン剤の入った鼻炎薬は眠くなりにくい傾向にあります。鼻炎薬による眠気に悩んでいる方や、運転をしなくてはならない方などはぜひチェックしてください。

鼻づまりだけではなく咳・痰・発熱などの風邪症状がある場合は総合薬がおすすめです。全ての症状に作用する効果が期待できます。鼻水と喉の痛みに効く薬をお探しの方も風邪に効く総合薬をチェックしてみてください。

薬には必ず対象年齢によって飲んで良いものダメなもの、薬の量などが変わります。そのため、市販の薬を飲む場合は自分でしっかり対象年齢を確認しておきましょう。

心配な場合は医師・薬剤師、登録販売者に相談しましょう。

鼻づまりは大人だけ症状が出るわけではありません。子供に鼻づまり用の薬を飲ませる場合は対象年齢と1回あたり・1日あたりの容量をしっかりチェックしてから服用するようにしましょう。数は少ないですが市販薬でも1歳・2歳の幼児から使えるものもあります。

大人、または大人と変わらない体格のお子さん（11歳以上）が鼻づまりの薬を選ぶ際には特に年齢による制限がないため、自分の症状にあった薬を選ぶのがおすすめです。ただし年齢によって容量が違う場合があるので必ず飲む前に確認し、医師・薬剤師に確認しておきましょう。

辛い鼻づまりの症状にすぐ対処したいなら、点鼻薬の使用がおすすめです。スプレーで鼻腔内に直接噴霧するため早く効くのが特徴で、気になるときにサッと使えます。夜間の鼻づまり対策として寝るときに使用するのも効果的です。

点鼻薬は7歳以上から使用できるものも多いので、子供の鼻づまりによる不眠や不快感がある場合にも向いています。子供に使用する場合は特に用法用量をしっかり確認するようにしましょう。

寝るときの鼻づまりは口呼吸の原因にもなるため、なるべく止めたいものです。辛いときにはユーカリ油やメントールを含んだ塗り薬もチェックしましょう。体を温め、鼻の通りを良くする効果が期待でき、小さなお子様から使用できるのも特徴です。

アレルギー性の鼻づまり薬は服用期間が長い傾向にあり、アレルギーによってはほぼ1年中手放せない方もいます。なので薬の値段も需要なポイントです。自分の症状や体質に合っており、なおかつ予算に見合っている薬が満足しやすいといえるのでぜひ探してみてください。

持病がある方は病院の先生やかかりつけの薬剤師など専門家に相談してから薬を選ぶようにしましょう。例えば交感神経刺激薬を服用すると、鼻づまりやくしゃみなどには効果が期待できますが、血糖値や血圧が高まる可能性があります。

このように病気を患っているとさらに病気を悪化させてしまう可能性があるので、自分で判断して市販薬を服用せず、必ず事前に専門家に相談して症状を悪化させないようにしてください。

各通販サイトの売れ筋商品も是非以下より参考にしてみてください。

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点鼻薬に配合されている成分を確認しましょう。ここでは抗アレルギー成分・ステロイド成分・血管収縮成分の特徴について解説するので、ぜひ参考にしてください。

アレルギーによる鼻のトラブルを抑えたい方は、抗アレルギー成分が入っているものをチョイスしましょう。抗アレルギー成分は、おもに抗ヒスタミン成分とケミカルメディエーター遊離抑制成分の2種類があります。抗ヒスタミン成分はアレルギー反応を誘引するヒスタミンの作用を抑えるのが特徴です。

またケミカルメディエーター遊離抑制成分は、アレルギー反応を引き起こすケミカルメディエーターを抑えることでアレルギー症状を緩和します。どちら成分も眠気・口の渇きなどの副作用が少ないのが特徴です。※個人差があります。

初期症状から早めに対応したい方は、ステロイド成分配合の点鼻薬が適しています。ステロイド点鼻薬は、症状が明るい初期のころから使用することでピーク時の症状を軽くするといわれています。高い抗炎症効果を期待できながらも、気になる副反応が出にくいのも特徴です。

鼻づまりがひどい時には、血管収縮成分配合の点鼻薬を選びましょう。血管収縮成分は鼻の粘膜の血管を収縮させることで鼻づまりを抑える効果があります。長期間使用すると徐々に効かなくなり使用頻度が増えてしまうため、必ず医師の指示を守って使用してください。

ここでは市販の鼻づまり薬に関するよくある疑問をまとめてみました。購入時の参考にしてください。

同じ成分が含まれていなければ基本的には問題ありませんが、病院で処方された薬と併用するならかかりつけ医や薬剤師に相談してから購入しましょう。また持病がある場合は思わぬ影響が出る場合があるので、自己判断で服用せず必ずかかりつけ医に相談してください。

妊婦さんや授乳中の方は飲んで良い薬とそうでない薬があるので、必ずパッケージ裏の説明書きをしっかり確認してください。OKと記載のある薬でも体調によっては適さない場合もあるので、薬剤師やかかりつけ医に相談してから服用するようにしましょう。

鼻づまりのときに出される病院の処方薬としてはムコイダン・ペリアクチン・ポララミン・ビラノアなどがあります。これらは市販はされておらず、処方箋が必要な薬です。必要に応じて受診するようにしましょう。

鼻づまりで病院に行くか迷う場合もあります。ここではさまざまなケースの受診目安をご紹介しますので、困ったときの参考にしてください。

赤ちゃんや小さいお子さんの鼻づまりはの場合、病院受診の目安は眠れないほど鼻づまりがひどい、38℃以上の熱がある、嘔吐や下痢がある、何日も鼻水が続くなどがあります。これに該当しなくても、いつもと様子が違う場合やぐったりしていたら迷わず受診しましょう。

発熱・黄色い鼻水・のどの痛み・咳・たんなどの風邪症状も併発している場合は病院で受診するのがおすすめです。内科はもちろん、鼻や喉の症状があるなら耳鼻咽喉科も選択肢になります。こじらせて悪化する前に早めに受診しましょう。

鼻水が透明でサラサラしている場合、アレルギー症状の可能性もあります。風邪の引き始めかアレルギーなのか判断がつかない場合は病院受診がおすすめです。薬が違うのはもちろん対処法も変わってくるので早めにどちらの症状か診てもらいましょう。

市販の鼻づまり薬を一定期間服用しても効かないと感じる場合は、病院を受診しましょう。自分の思う原因と違っているケースも考えられるため、まずは医師に診察してもらい症状に合った飲み薬を処方してもらってください。

鼻炎により鼻水が出ている状態をそのまま放置すると、慢性鼻炎や副鼻腔炎に移行してしまう場合があります。副鼻腔炎とは鼻と口をつなぐ副鼻腔に炎症が起き膿が溜まってしまう病気です。

副鼻腔炎は投薬でおさまるケースがほとんどですが、重症化すると手術が必要になってしまいます。たかが鼻水と侮らず、市販薬や処方薬で早めにしっかり対処しましょう。

人気番組「ホンマでっかTV」で取り上げられた鼻づまりに効く運動をご紹介します。まずは鼻がつまっている側の腕を体につけ、肘を前に曲げてください。次に手のひらを上にして肘を軸にして外側に開きます。

小指が上にくるように腕をねじって斜め後ろに腕を伸ばして、さらに腕を後ろに開いたら完了です。肩甲骨に刺激があればきちんとできている証拠で、2～3回繰り返すと効果が期待できると解説されていました。興味のある方はぜひ試してみてください。

そのほかにも点鼻薬・鼻うがい・葛根湯など、鼻づまりに悩む方が気になる記事を集めてみました。どれも選び方のポイントとやおすすめ商品をご紹介していますので、興味がある方はぜひ併せてご覧ください。

鼻づまりの原因には個人差がありますが、まずは自分の鼻づまりの原因を探り、生活リズムや成分を考慮しながら合う薬を選んでみてください。鼻通りをよくすると、集中力や活力がアップし、気持ちのよい生活を送れそうですね。